2025年9月、個人資産2,000万円を達成しました。社会人9年目、30代での達成です。
ただし、順風満帆だったわけでは全くありません。FXで約200万円を溶かし、3か月の無職期間があり、トランプショックで一時100万円以上の評価損を食らいました。
それでも達成できた。その理由はシンプルで、節約と投資を愚直に続けただけです。特別なスキルも副業収入も必要ありませんでした。この記事では、リアルな資産推移と「複利のパワー」を体感するまでの話を包み隠さず書きます。
📋 この記事でわかること
- なぜ資産2,000万円がFIREや仕事の選択肢に影響するのか
- FX詐欺で200万円消えた・無職3か月・トランプショックのリアルな資産推移
- 労働収入を「資産の値動き」が上回った瞬間——複利のバグを体感した話
- 再就職手当(約39万円)の仕組みと活用法
- 社会人9年目で2,000万円を達成した「再現性100%の方法」
- 新NISA開始から1年10か月の実際の運用成績
目次
💡 なぜ2,000万円が重要なのか——サイドFIREと仕事の選択肢
「資産1,000万円の次は3,000万円(アッパーマス層)」とよく言われますが、1,000万円から3,000万円までの道のりは長い。そこで重要になってくる中間地点が2,000万円です。
資産2,000万円のうち1,800万円を年利5%で運用できれば、年間90万円の不労所得が生まれます。月7.5万円分の労働を資産が代わりに稼いでくれる計算です。これはつまり「90万円分だけ年収が下がっても、今と同じ生活ができる」ということ。時短勤務にする、給料は下がるけど責任が軽い仕事に転職する——そういった選択肢が現実的になってきます。
実際に私も2025年に転職し、年収が100万円近く下がりました。でも今の職場は夜勤も休日出勤もなく、身体的な疲労が極めて少ない。この選択ができたのは、資産という後ろ盾があったからです。仕事への焦りがほとんどなくなりました。
🏆 資産2,000万円が持つ本当の価値
「老後2,000万円問題」で有名な数字ですが、それ以上に大事なのは「仕事の選択肢が広がる」という現役世代へのメリットです。働かなくていいわけではないけれど、「この仕事は辛いけど辞められない」という状態から抜け出せる。これだけで人生のストレスが大幅に変わります。
📉 資産推移のリアル——FX詐欺・無職期間・トランプショック
2025年2月:2,000万円に王手……からの大転落
実は2025年2月の時点で、2,000万円に手が届きそうなところまで来ていました。グラフで見ると明らかに「あと少し」という状況でした。
ところがここで痛恨のアクシデント。昔やっていたFXの自動売買ツールの会社が突然消えました。預けていた約200万円が一瞬で吹き飛びました。
FX業者消滅——約200万円を失った話
一昨年頃からほとんど稼働しておらず、「そろそろ引き出そう」と思っていた矢先でした。出金申請を何度送っても無視され、最終的にはログインすらできなくなりました。海外の会社だったため日本の法律が適用されず、完全に泣き寝入りです。海外FX業者への資金預けは本当に気をつけてください。
この損失で総資産が大幅に減少。2025年4月時点(退職金込み)の総資産は1,808万円でした。
2025年4月:無職×トランプショック
3月末で前職を退職し、無職状態に。そこへタイミング悪くトランプ大統領による関税措置が世界経済を直撃。いわゆる「トランプショック」です。評価額で一時100万円以上のマイナスになりました。
でも——ここが大事なところですが——私はパニック売りしませんでした。むしろ暴落を好機と捉えて高配当ETFを買い漁っていました。結果、株価回復に合わせて4月〜5月の1か月ちょっとで53万円の資産増。収入ゼロの無職期間にもかかわらずです。
💡 暴落時にやること——ガチホと追加購入
暴落相場で投資家がやるべきことは「売らないこと」と「余力があれば買い増すこと」です。長期インデックス投資において暴落は「安く買えるチャンス」です。感情的に売ってしまった人と、ガチホした人の差がここで生まれます。
🚀 複利のバグ——労働収入を資産の値動きが超えた瞬間
2025年7月、転職後の給与が入り始めたタイミングで、不思議な感覚を覚えました。
手取り26万円の給与から生活費20万円ほどを引くと、蓄財に回るのは月5〜6万円。カードの引き落としもあるので月末には5〜10万円さらに減る。それなのに、総資産の数字は着実に上がっていく。
米国株の株高と円安の影響が、自分の労働貢献分を完全に上回っていたのです。
「頑張って6万円貯金しても、相場の変動次第では瞬時に消える」——逆に言えば「上昇相場の時は勝手に評価額が上がっていく」。もはや自分にコントロールできない領域に入ってきた感覚です。傍観するしかない、でもそれが正しい。
🎉 達成!——再就職手当39万円で2,000万円突破
再就職手当とは何か
3月末退職・6月末まで無職だったため、雇用保険から失業給付を受給しました。ただし、受給開始直後に再就職したため、残りの給付が「再就職手当」に切り替わりました。
📐 再就職手当の計算式
- 再就職手当 =(総支給額 − 支給済み額)× 係数
- 支給残日数が3分の2以上残っている場合:係数 0.7
- 支給残日数が3分の1以上残っている場合:係数 0.6
- 私の場合:残日数80日以上 → 係数0.7 → 約39万円を一括受給
- 就職から1か月以内にハローワークへ申請が必要。支給は申請から約1か月後
この39万円が2025年9月初旬に振り込まれたことをきっかけに資産を記録したところ、ついに個人資産2,000万円を突破していました。
資産1,000万円に到達したのが2022年4月。そこから約3年半で倍になった計算です。その間、子供が生まれ、妻の育休があり、夫婦2人で退職して無職になり、北海道へ移住——イベント盛りだくさんの3年半でした。
労働収入と投資収益を分解すると
| 項目 | 金額(概算) | 備考 |
|---|---|---|
| 3年半の労働収入(手取り) | 約1,200万円 | — |
| 退職金 | 約190万円 | — |
| 生活費・移住費用などの支出 | ▲約790万円 | 蓄財率は多く見積もっても50%程度 |
| FX損失 | ▲約200万円 | 業者消滅による泣き寝入り |
| 労働で純粋に増えたお金 | 約600万円 | — |
| 投資によって増えたお金 | 約400万円 | 複利効果 |
労働収入で増えた600万円に対し、投資で増えた400万円。比率でいえば6:4です。まだ労働が主役ですが、資産が大きくなるにつれてこの比率が逆転していくのが複利の本質です。
💫 1か月半で+100万円——「資産が勝手に増える」感覚
2,000万円達成から1か月半後、気づいたら総資産が2,100万円になっていました。この間、私は会社からの給与(手取り26万円)しか収入を得ていません。
2,000万円まであんなに苦労したのに、100万円があっという間に増えている。これは「資本主義のバグ」としか言いようがありません。
もちろんこれは今の相場環境によるものなので、下落すれば逆方向にも動きます。実際にトランプショックの時には評価額ベースで100万円以上が一瞬で吹き飛びました。資産規模が大きくなるほど、数パーセントの変動が月収単位の金額になる——これが精神的にきつい人は投資に向いていないかもしれません。
🏆 ガチホできる人が最終的に勝つ
どんな相場でもガチホを決め込むことで、上昇相場に乗れた時に一気に資産が増幅します。投資で失敗する人の多くは暴落時にマイナスを食らって売ってしまいます。ガチホは意志力が要りますが、長期インデックス投資においてはこれが最も合理的な行動です。
✅ 再現性100%——社会人9年目で2,000万円を達成した方法
特別なことは何もしていません。答えはこれだけです。
節約と投資を愚直に続ける
このブログも収益にはなっておらず、副業で稼ぐことは極めて難しいというのが正直なところです。だからこそ「本業をそこそこ続けながら、節約と投資を粘り強く続ける」という再現性のある方法が庶民にとっての正解だと確信しています。
一番の要因は、独身時代に資産1,000万円を作れたことです。種銭があれば複利が加速します。
節約の具体例
- 固定費の削減(家賃・通信費・保険・自動車コストの見直し)
- 食費の削減(自炊習慣の構築・まとめ買い・献立固定化)
- 家計簿をつけて「どこに漏れているか」を可視化する
- 不要なものを売る・捨てる(物を持たない生活でコストが下がる)
- ふるさと納税・各種控除による節税
投資の具体例
- オルカン(全世界株式インデックスファンド)をNISA枠で月30万円積み立て
- NASDAQ100も一部保有(オルカン比率が圧倒的に高い)
- 暴落時にパニック売りしない——ガチホを原則とする
- 個別株・FXは卒業。シンプルなインデックス投資に集中
複利のパワーと資産加速スピード
1,000万円を年利5%で運用した場合、追加投資なしでも5年で約276万円増えます。さらに毎月10万円を積み立て続けると、5年で約2,000万円に到達できる計算です。
資産が大きくなるほど、加速スピードは上がります。1,000万円から2,000万円にかかった時間より、2,000万円から3,000万円にかかる時間の方が短くなります。これが複利の本質です。
📊 おまけ:新NISA開始から1年10か月の実際の成績
投資系の話で「成績公開」をよく見かけるので、便乗して公開します。
2024年1月から買い付けを開始し、約1年10か月時点での含み益は約134万円(+20.56%)でした。
2年で20%のリターンなら年利換算で約10%。オルカン単体で言えば「出来杉君」な結果です。私の場合NASDAQ100も含まれているので純粋なオルカン比較とは少し違いますが、大きく外れた数字ではないと思います。
💡 年360万円をどう積み立てているか
新NISA年間上限の360万円を、月30万円に分割して積み立てています。種銭の預金がいずれ底をつくため、再来年あたりには一部取り崩すかもしれません。取り崩すタイミングが下落相場だった場合は、辛いですが積立ペースを落として少額積立を継続する予定です。「運が悪かった」と割り切るしかない部分でもあります。
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※本記事は著者の個人的な資産推移・体験をもとに執筆しています。投資はリスクを伴います。将来の資産増加を保証するものではありません。
