節約

食洗器サブスク!Panasonicの食洗器サブスクについて本気でレビューしてみた

今回は、契約してから約半年たったPanasonicの食洗器サブスクについて、そのメリット・デメリット、使ってみた感想などを詳しく解説していきます。食洗器を導入したいけど初期費用が高いし失敗したらどうしようとお悩みの方必見です!




前提

始めに言っておきますと、今回紹介しているPanasonicの食洗器は案件としてご紹介しているわけではありません。

そもそも私のような弱小ブロガーにこんな案件が来るとは到底思えませんが(笑)

実際に昨年の7月から使い始めてみて半年ほど経ちましたので、率直な感想を伝えようというコンセプトで書いています。

このサービスを知った時に、思いのほか紹介しているブログやサイトが無く、このサービス自体あんまり評判よくないのかな~なんて不安もあったので、現在契約するか迷っている人に向けて私が思うところを正直にお伝えできればと思います。

モデル

私が使用しているモデルはこちらです。

型番で言うとNP-TPS1ーWってやつですね

この機種の特徴は分岐水栓が不要という点です。

分岐水栓とは、蛇口を工事して水栓から食洗器へ直接水を供給するものです。

こんなんですね↑

リンクを見て貰えばわかると思いますが、分岐水栓自体がそこそこ高価であり、元の水栓を工事して取り付ける必要があるため、賃貸の場合原則として使用できません

我が家は賃貸のアパートなので、分岐水栓が使用できず、食洗器の導入をずっと躊躇していました。

そんな時に出会ったのがこの機種ですね。

この機種はタンク式と呼ばれるタイプであり、文字通り本体に水を入れるタンクが内蔵されています。

これにより、分岐水栓が無くても水を給水すれば食洗器を使用できるということです。

また、奥行きがかなりコンパクトなので、賃貸で設置スペース&分岐水栓の問題により導入を諦めていた層にクリティカルヒットする商品だと思います。

料金

こちらは実際に私が契約しているものです。(画面のスクショ)

Panasonicのオンラインサイトからマイページにログインすることで閲覧することができます。

36ヵ月(3年)プランで月々2570円

このプランの特徴は3つあります。

解約はいつでもできますが、いつ解約しても原則5000円が掛かる

36ヵ月続けると自分のものになる

契約期間中の故障や不良などがあれば無料で修理可能

つまり、最低2570円+解約金5000円の7570円で1カ月お試し利用ができます。

これを高いと取るか安いと取るかはその人次第ですが、私個人としてはまあ高くはないかなといった印象です。

ちなみに送られてくる商品は最新モデルであり我が家のものも2023年製でした

食洗器は高い買い物になるのに使用感を試すことができなかったり、設置したときのイメージが付きにくかったりと導入に際するハードルが高いように思います。

加えて、ネットショッピングサイトの口コミやレビューもピンキリで信用に値しないというのも現実としてありました。

私がめちゃくちゃ頼りにしているYouTubeでさえも情報が少なかったため、「思い切って7570円払ってダメだったらすっぱりと諦めよう」「やらない後悔よりやった後悔にしよう」と一歩を踏み出した感じです。

妻からは最初反対されていましたが、何とか説得し導入へと漕ぎつけました。

現在では我が家になくてはならない存在となりましたね。

使用感

結論から言うとめっちゃ便利です!!

非常に抽象的な表現で恐縮です。

ただ、万人にお勧めできるかというとそうではないかもしれません。

その理由は注意点の項目で説明します。

分かりやすいように良かった点を箇条書きにしてみます

  • 手洗いよりもピカピカになる
  • 電気代も水道代も特に変わってない
  • 手荒れ防止になりにくくなる
  • 稼働中に他のことができる
  • 結構雑に入れてもきれいになる
  • 自炊のハードルが下がる

手洗いよりもピカピカになるのは有名な話かもしれませんが、食洗器用洗剤というのは普通の手洗い用洗剤よりも強力な洗浄成分を含んでいます。

手洗い用は手荒れ、人体への影響を考慮して洗浄力を抑えなければなりませんが、食洗器用はその心配がなく、汚れを落とすことにフルコミットできるわけです。

加えて、食洗器は60度くらいの高温で油汚れなどを溶かしながら洗うのでぬるつきなどは皆無です。

手洗いだと洗いにくい水筒の底やパッキンなどもきれいにできて衛生的です。

艶がありますよね

電気代、水道代に関しては次項の節約効果で説明します。

稼働中に他のことができるというのは当たり前ですが、これが本当にありがたいです。

我が家の場合は夕食後すぐに稼働させ、その間に親、子供含めて風呂を済ませます。

稼働時間は設定によって変えられますが、洗浄のみ(乾燥無し)であれば概ね1時間程度です。

1時間あれば湯船に浸かってもお風呂を済ませられますよね?

洗いあがった食器は熱々なので食洗器の扉を開けて放置しておくと勝手に乾きます。

乾いた食器は翌朝に棚に戻します。

こうすることで食器を拭く手間も省けて時短ができます。

また、取り扱い説明書では食器をこの向きに並べろと言われていますが、正直結構めんどくさいんですよね~

ただきれいに並べた方がたくさん入れられるというのは間違いないです。

こんなにきれいに並べるのは不可能に近いし、調理器具なんかも洗うとなるとすき間に入れるしかありません。

実際は・・・食器の上におたまとかゴムベラとか適当に置いといてもきれいになります。

皿やお椀も多少向きが違くても全然大丈夫だと思っています。

食器をたくさん入れたい人はパズルのように入れていくと効率よく洗えるかもしれません。

最後に自炊モチベが上がるという超大きなメリットをご紹介します。

自炊のモチベを下げている要因って食事や調理した後の片づけなんだと思うんですよね~

かく言う私も一人暮らしのころ食器洗いがとにかく嫌で、食後に一休みしてから嫌々洗っていました。

結婚してからは私が調理、妻が食器洗いと分担するようになりましたが、それでも食器洗いの時間って無駄だな~とずっと思ってきました。

油ギトギトのフライパンとか肉を切った後のまな板とか洗うのダルすぎですし・・・

そんな手間を解消してくれるのが食洗器です。

まな板もわざわざ食洗器対応のコンパクトなものに買い替えました。(ニトリのやつ)

食事後の洗い物がどうしても食洗器に入らない(入れられない)物のみになったので、手洗いは5分くらいで終わります。

そして、自炊のハードルが下がると外食をしなくなりますよね

これにより、外食に費やしていたお金を浮かせることができさらに節約が加速します。

自炊のハードルが下がるというのは手元に残るお金が増えるということですので、食洗器の投資費用を回収する上でも大きく貢献します!




節約効果

これは正確に評価するのが正直難しいところです。

我が家の電気・ガス・水道ですら評価が難しいと思います。

使用を始めたのが7月なので、これから気温が高くなり、エアコンの利用が増えてくると当然ですが電気代も上がります。

また、10月くらいからは寒くなってきて湯船に毎日入るようになるため、ガス代が上がります。

参考までに、我が家の電気代・ガス代の推移(家計簿スクショ)を添付していますが、あんまり参考にはならないかもしれません。

ちなみに我が家は都市ガスであり、電気はPint電気というところです。

ガスが異様に安い時期があるのは、妻が里帰りしていて、私が一人暮らしをしていたからです。(それにしても安すぎる)

ちゃんと自炊していましたしシャワーも浴びていましたが、湯船に入っていなかった影響も大きそうです。

食洗器のおかげでガス代が下がっている可能性も無きにしも非ず・・・

ランニングコストの評価

公式サイトの手洗いとの比較を鵜呑みにするのはいただけないですが、電気代、水道代、ガス代は季節によって大きく変わってくるので、実生活で評価するのは困難です。

4人分の食器を想定(下に情報を添付しています)

これは公式サイトに載っていたものを引用していますので、家庭で実際に使用した場合にこれくらい節約になるかは保証できません。

ただ、我が家のモデルはタンク容量が6Lなので手洗いの時よりは明らかに使う水量は少ないと思います。(6Lで2人分の食器を手洗いするのは不可能です)

となると、水道代としては安くなるのは明らかですが・・・水道代は元々おかしいくらい安いのでそこまで節約効果は得らえないと思います。

重要なのはその水をお湯にするコストです

サイト情報では、ガス代は都市ガス(222円/㎥)で計算されており、これは基本使用料も加味した価格と考えられるため妥当でしょう。

ここで注意すべきは使用する水量がかなり大量の食器を洗った場合ということです。

*手洗い:食器点数24点・小物16点、水温20 ℃。10 Lのお湯(約40 ℃)でつけ置き洗いした後、洗剤を5.7 mL使用(1本315 mL入り164円(税込))〈日本電機工業会調べ〉して洗い、毎分6 Lで食器1点あたり13.5秒、小物1点あたり5.5秒流し湯ですすいだとき使用水量は約51 L

本当に51Lも使っているのだとしたら水を出しっぱなしですすいでいる可能性が高いです。(まあそういう人は結構いるんですかね~)

水をこまめに止めて洗っている人と仮定した場合40Lくらいかもしれません。

40Lで補正すると1回あたりの手洗いのコストは約33円

我が家のモデルは6Lなので、1回のランニングコストは約20.2円

差額は約13円

我が家は1日1回の稼働なので、13円×365日=4745円

電気・ガスだけで見たら年間4745円(想定)のコストダウンとなります。

ただ、サブスク代で年間30840円掛かるので、年間26095円のマイナスです。

このサブスクを36ヵ月続けると92520円ですから、この投資に対するリターンを回収するには・・・19年と5カ月掛かります(笑)

1日2回稼働すれば半分の9年半くらいですが・・・

ランニングコストだけでは回収しきる前に故障してしまいそうですね(笑)

ちなみに手洗い時のガス代は都市ガスで計算されていますので、プロパンガスをご利用の方は手洗いコストが高くなりますので、プロパンガスの人の方が食洗器を導入することで電気・ガス代を抑えることができると考えます。

やはり重要になってくるのは時間的メリットです。

我が家の場合上述したように、食洗器稼働時間に重要なタスクである入浴を済ませ、子供の寝かしつけに入ります。

食器洗いをしていると全体的に遅くなってしまうので、その時間を浮かせてほかのことができるのは大きなメリットです。

この時間を浮かせたおかげで早く寝ることができますし、このブログを書く時間も捻出することもできています。

食洗器に食器類をセットするのには5分も掛かりませんが、手洗い・拭き上げまで人力でやるとなると私と妻の時間を正味25分ほど消費します。

これを削減するのに月2570円は高くないのかなと思います。

時間を浮かせるだけでなく、体力の節約ができる点もメリットです。

私は仕事で、妻は育児でへとへとなので、自炊するだけ偉いと思っています。

それにさらに食器洗いまでのしかかってくると思うと憂鬱ですよね?

浮かせた時間で休息を取るというのも立派な時間の使い方だと思います。

寝るも良し、横になってダラダラするも良し、自己研鑽に使うも良し。

自由に使える時間が生み出せることに対する対価としては高くないと思うのは私だけでしょうか?

注意点(デメリット)

ここまで散々買ってよかったことを述べてきましたがここからは注意点(デメリット)を説明していきます。

  • 音がうるさい
  • 設置場所が必要
  • 給水が怠い
  • 価格が高い
  • 引っ越しが大変
  • 思っているより食器が入らない

音がうるさいと書きましたが、これは人によって感じ方は異なります。

私もうるさいと書いてはいますがそこまで気になってはいませんし、隣人からクレームを入れられたことなどももちろんありません。

公式サイトの運転音項目では39~41㏈とされています。

40㏈というと市内の図書館・静かな住宅地の昼程度とされていますので、騒音というレベルではありませんね。

まあ我が家のように狭いリビングで音が直撃する環境だとややうるささを感じます。

それでも風呂に入っている時には聞こえないのでそこまでうるさくないです。

食洗器の目の前で会話しようとしたら少し聞き取りづらいかなというレベルですね。

次に設置場所です。

今回のモデルはスリムタイプというもので、奥行きが約29㎝とかなり狭い場所にも設置することができます。

我が家の場合はカウンターキッチンの一部を利用して設置しました。

結構ぎりぎりで設置してます

しっかりと採寸し、設置できることを確認した上で購入やサブスク契約してください。

また、キッチンの構造にも注意が必要です。

設置場所と同時に、排水ホースがシンクに届く場所でないと排水をバケツなどで受けて捨てる必要があるため非常に面倒です。

6Lの排液を受け取る容器を用意するのも大変ですし・・・

そして、設置場所と給水が怠いというのは実はセットで考えるべきデメリットです。

給水は付属の1.8Lのカップを使用して行うことが推奨されていますが、そのカップを使うと3.3回も給水しなければなりません。

水が跳ね散らかる可能性もあり私は一度も使用していません。

我が家の場合、蛇口のホースを伸ばして直接給水口に持っていき給水しています。

写真の状態で大体50秒くらいで満水になるので、カップで給水するよりはるかに楽です。

正直これができるから契約したといっても過言ではありません!

給水の手間は食洗器使用のメリットを打ち消すほど面倒なので、この方法で給水できない人はタンク式は購入しない方がいいと思います。

価格が高いのは言わずもがなですが、一括で購入したとしても89000円くらいしますし、私のようにサブスクにしても年間30840円掛かります。

一括購入の方が安くなりますが、我が家の場合、近々引っ越しする予定もあるためその時に解約して返却できるようにサブスクにしています。

引っ越しが大変なのも想像通りかもしれませんが、購入してしまうと手放すのがなんかもったいないですよね?

でも、食洗器本体がまず30㎏くらいあってめちゃ重いですし、ここまで書き連ねてきた設置スペースなどのことを考えると引っ越し先の物件選びの障壁になり得ます。

個人的にはマンションや一戸建てなどを購入していない方、3年以内に引っ越しをする予定の方は購入せずサブスクにした方が諸々の手間が省けると思います。

頑張って引っ越しするよ!という人は・・・頑張ってください!

最後に、思っているほど食器が入らないをいうデメリットです。

実際の庫内はこんな感じ(いくつか取り出しててスカスカですね)

公式サイトでは約4人分の食器と謳っていますが、実際にこれ一台で4人分の食器をすべて洗うのは不可能と思われます。

洗い物を減らす工夫として1人ワンプレート+スープボウルとかにしていれば話は別ですが、箸やスプーンなどのカトラリー類まで入れるとなると4人分は現実的ではありません。

体感ですがぎりぎり3人分入るかな~って感じです。

3人分でも場合によっては一部手洗いにせざるを得ないを思います。

また、沢山の食器を入れようと考えながら入れていくと結構時間が掛かり、時間の節約という部分のうまみが減ってしまいます。

そこまで頭を使わず適当に入れる場合は3人分が限度だと思ってください。

私はこの経験から、一戸建てを購入したら絶対にビルトインタイプの食洗器に使用と誓いました。

食洗器の容量はデカければデカいほどいいというのは間違いないです。




おすすめできる人

ここまででメリット・デメリットを解説してきましたので、この項ではそれらを踏まえてこのモデルをお勧めできる人を列挙しておきます。

該当する方は購入またはサブスクを検討してみてください!

  • ・賃貸暮らしで分岐水栓がつけられない方
  • ・構造的に水道から直接タンクに給水できる方
  • ・手荒れがひどい方
  • ・プロパンガスの方
  • ・食器洗いが大嫌いな方
  • ・食洗器の音が気にならない方
  • ・1人~2人暮らしの方
  • ・すき間時間を有効活用したい方
  • ・3年以内に引っ越しを検討している方(サブスク)

ちなみに上述しましたが、一戸建てや分譲マンションなどの方はそもそもタンク式ではなく分岐水栓から給水するモデルにした方が絶対にいいです。

タンクが無い分庫内容量が増えるので、入る食器の量も増えます。

欲を言えばビルトイン式の方がさらにいいですね~

補足ですが、このモデルは分岐水栓にも対応しているため、現在賃貸で給水して使用していても、一戸建てに引っ越して分岐水栓を設置して切り替えることも一応可能です。

Panasonic公式サイトはこちら↓

https://panasonic.jp/dish/products/NP-TSP1.html

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まとめ

最初から言っていますが、私はPanasonicの回し者でもなければお金をもらっているわけでもありません。

ただ、食洗器は家事に掛かる時間を削減してくれる素晴らしい家電だということを使ってみて実感したのでこの思いを伝えたかったのです。

私のように、導入するか迷っている人に向けて参考となる記事となればこれ以上うれしいことはありません。

気になるところは載せたと思いますので、導入をご検討されている方はぜひ参考として見ていただけますと幸いです。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ABOUT ME
hiropon
初めまして。ヒロポンです。 私は大学病院で薬剤師をしています。 医療や健康についての情報発信をしたいと思いブログを始めました。 定期的に皆さんの健康に寄与する記事を更新しますので、よろしくお願いします。