今回は、現代の錬金術としても知られる楽天ふるさと納税の改悪と私が今年ふるさと納税によって貰ったポイント、おすすめ納税先を解説していきます。賛否両論あるふるさと納税について私の持論も展開していきますので是非最後までご覧ください!
はじめに
ふるさと納税は名目上は地方の経済活性化を目的とした税制とされています。
裏でいろいろ利権などが絡んでることは容易に想像ができますが、それらは私たちがどうすることもできない事象なのであれこれ言っても仕方がないと思っています。
私の考え方の一つとして、影響の輪の外の事象、すなわち自分が影響を与えることのできない領域(法律や憲法、制度など)に関しては文句を言っても仕方がないというのがあるので、そんなことを言って政府をたたいてる暇があるのなら節約や収入を増やす努力をした方がよほど合理的です。
そもそも、日本の制度や仕組みには必ず利権が絡んでいるので、いちいち相手にしていたらきりがありません。
利権が絡んでいるとしても、その制度や仕組みを正しく使用して自分が得をするのならば使わない理由がないというのが私の考えです。
ふるさと納税の仕組み
仕組みについては様々なところで説明されていますので敢えてこの記事では触れません。
詳しく知りたい方は↓こちらの記事をご覧ください
ふるさと納税アンチに対する私の意見
はじめにの部分でも少し触れましたし、上にリンクを貼った以前の記事でもアンチに対する意見を書いていますが、私はふるさと納税という制度自体は優れた制度だと思っています。
ふるさと納税は納めた住民税が多いほどメリットがある制度なので金持ち優遇だなんて世間では言われていますが、私から言わせればたくさん納税しているのだから優遇されて当たり前だろと思います。
理由はどうあれ頑張って稼いだ金の大部分を税金として持っていかれて、非課税世帯を支えている高額所得者*(高額納税者)をこれ以上蔑ろにするのは愚策以外の何物でもないと思います(私は高額所得者でもなんでもないですが)
*資産家で多額の資産収入を得ている人を除く
現在の日本は格差が広がりつつあると言われています。
確かに、高額所得者の年収は平均年収から大きく逸脱しています。
ですが、高額所得者の大半は非常に努力家であり、膨大な努力と適切なリスクを取ることで大きな富を得るに至っている人がほとんどだと思います。
そんな努力してたくさん稼いだ人は累進課税によって多くの税金を徴収され、社会保険料もパーセンテージなので負担額は多くなります。
少し個人的な事例を出させてください。
私の親友の医者はとても努力家です。
彼は少なくとも私の2倍の時間働いているでしょう。
加えて、日々勉強しており専門医や認定医の取得に勤しんでいます。
彼を見ていると余暇って何なんだろうと考えさせられます。
そんな彼にふるさと納税や投資を教えたのは私でした。(自慢ではないですが)
今ではふるさと納税で食費の大半を賄い、嗜好品(アイスなど)まで手を広げているそうです。
彼は年収にして1000万円を超えていますが、話を聞くとその納税額はぞっとするほどです。
身を削って働き、プライベート時間もかなり少ない生活の中、努力をし続ける人間から多くの税金をむしり取り、大して努力もしない人を社会的弱者として扱って養う。(すべての社会的弱者が悪いとか言うつもりはありません)
これが今の日本で起こっていることですよ。
身体や心の事情で仕事ができないとか、難病の方とか社会的弱者と呼ばれる人が一定数いるのはわかります。
ただ、何の努力もせずに制度や政府の批判だけはいっちょ前な人が多すぎるって話です。
ふるさと納税を批判している人の意見は主に仲介業者の中抜きだというところでしょう。
自治体に納められれば納税額を中抜きされずに使われると思い込んでるんでしょうね。
でも甘いです。
自治体と絡んでる業者(税金を支払って業務委託している業者)にも中抜きに近いことをしているところは山ほどあります。
公共事業なんていい例ですよね?
建設会社が談合して施工費を吊り上げたりなんてことは今までだって行われてきました。
要するに、ふるさと納税で税金が流出しようがしまいが税金が100%その自治体のために使われる補償なんてないんですよ。
回りまわって国会議員や地方議員に寄付されている可能性だってあります。
こんなこと言い始めたらきりがないわけで・・・
これを一般庶民の我々がぴーちくぱーちく言ったって仕方ないじゃないですか。
高額納税者からしたら、納めた税金分の還元を自治体から受けてるのかという話です。
結局自分に還ってこないのに黙って取られるのはいくら何でも気に食わないですよね。
私も学生の頃は金持ちがたくさん納税すればいいじゃん!と何も考えずに思っていましたが、親友の医師に出会ってからは全くそうは思えなくなりました。
すべての高額所得者が身を粉にして働いているとは限りませんが、それでもその所得を得るに至るまでは相応の努力をしてきたはずです。
努力が報われない世の中になると努力する人が減ります。頑張る人が減ります。
そうすると国力も弱り、日本全体の勢いもなくなります。
税制の大原則は平等だったはずなのに、どんどん不平等になっていくのはいかがなものかと思います。
高額所得者(高額納税者)にはそれ相応の対価(リターン)があって然るべきだと思います。
年収1000万円越えの親友は300万円以上税金と社会保険料取られてますからね。
個人的には税金の使い道を選ぶことができるというのはふるさと納税のいい点だと思います。
本当にそこに使われるのかは置いといて、意思を示すことができるのは素晴らしいです。
ちなみに私は「子育て事業へ使う」を選んで納税しています。
ふるさと納税大改悪について
数カ月前に発表されたのでご存じの方は多いと思いますが・・・
楽天ふるさと納税やさとふるなどふるさと納税を仲介している会社のポータルサイトを通じて寄付をした際のポイント付与を禁止するという内容です。
今までは自己負担2000円で年収に応じた上限額まで寄付が出来たので、寄付金額に応じて仲介業者が定める付与率でポイントバックを受けられていました。
楽天ふるさと納税なんかはお買い物マラソンなども対象だったので付与率がとんでもなく良かったこともあり、現代の錬金術なんて言われていましたね。
自己負担2000円を優に超えるポイントバックがあったので、実際に自分は持ち出しゼロで肉や米など様々な商品をゲットできたわけですから。
ポイント分でむしろプラスになっていたのでバグってますね。
ワンストップ特例を使えば確定申告も不要で手間はほとんどかからず、ほとんど働かずして商品が得られる状態でした。
総務省は令和7年10月からポイントの付与を禁止すると今年の6月末に発表しました。
ふるさと納税で多くのシェアを誇る楽天の三木谷社長はこれに対して反発し、楽天市場のポータルサイトにて反対署名(電子署名)を募り始めました。(私も署名しました)
三木谷社長は楽天ポイントの付与は自社の持ち出しであり、自治体から受け取った手数料から支払われていないと言っています。(言い分としては苦しいような気がしますが・・・)
まあ総務大臣の声明を見た感じ非常に的を射ていると思いますし、今までがおかしかったとも思えます。
総務大臣の会見後質問内容はこちら
制度の改正は妥当ですし、私たちはこれを受け入れるしかなさそうですね。
ですが、今まで通り自己負担2000円で上限額まで納税できるというのは変わらないので、2000円以上の返礼品が受けられる人はやらない理由がありません。
物価上昇によってふるさと納税の返礼品も必要寄付額が高くなってきていますが、元々納めても自治体に吸収されて何に使われるかわからない住民税の一部が自分に還元されるのですからやった方がいいです。
2024年に得られたポイント数と寄付先について
2024年は確定申告をしたくなかったのでワンストップ特例の対象内の5自治体へ寄付しました。
今年のテーマは「食費の削減!」と言うことで、返礼品のメインは米としました。
私がふるさと納税を済ませたのは7月でしたが、当時は米不足などがまだ騒がれる前だったので比較的安く米を頼むことができました。現在同じような条件で頼もうとするとかなり値上がりしていて驚きました。
私の寄付額と得られたポイントを以下に示します。
総寄付額 72500円
楽天ポイント 5303P
ハピタスポイント 652P
7月のお買い物マラソン+5と0のつく日にまとめてふるさと納税を済ませたので5000円以上の楽天ポイントをゲットすることができました。
この時点ですでに自己負担2000円を超えているのはバグってますね。
楽天ポイントだけで7.3%還元はすごすぎます。
楽天ポイントを楽天payで消費すればスーパーで食品も買えますからマジで錬金術です。
ハピタスとはいわゆるポイントサイトです。
ハピタスについて知りたい方はこちらの記事をご覧ください
ハピタスを経由すると楽天ふるさと納税の場合は寄付金額の0.9%のハピタスポイントを得ることができます。
楽天ポイントと合算すると8%以上の還元があるため、ポイントサイトも侮ってはいけませんね。
ハピタスポイントは1P=1円で交換できますし、Amazonギフトなどへも交換可能ですので非常に使い勝手がいいです。
証券口座開設やクレジットカード作成の際はキャンペーンなどで数千ポイントもらえることもありますので、これから作ろうと考えている方は必ずハピタスを経由しましょう。
ちなみに年会費などは一切かかりません。
https://hapitas.jp/register?i=23569275&route=pcText
↑こちらからハピタスの登録をすると200Pのハピタスポイントがもらえるのでよかったらご利用ください!(紹介で私にも少しだけポイントが入ります)
私にポイントが入るのが嫌な場合は自分でアプリをダウンロードして始めてみてください!
私が今年寄付したところはこちら↓
米ばかりですね。笑
米はふるさと納税の返礼品の中でも高還元のものが多く、日々食べるものなので無駄にすることなく消費できることもあり節約家には人気の返礼品です。
令和の米騒動前は価格も安定していたのですが、米不足報道によって一気に米の価格が高騰し、物によっては倍近くの値段になりましたよね。
私が普段食べているつや姫も以前はスーパーで5㎏2000円程度だったのに、現在は3000円以上します。
今年の新米予約かつ米騒動前だったこともあり、20㎏28000円と破格の安さでしたが、現在楽天ふるさと納税で調べると10㎏18000円が相場みたいです。(20㎏で36000円程)
それでも主食の米を返礼品で受け取れるのは節約が捗ること間違いなしです。(そもそも払った税金が一部商品になって還ってきてるので)
魚沼産コシヒカリと茨城県産コシヒカリは令和5年度のもので、手早く米を手に入れるために注文しました。
味はまあ普通ですね。
魚沼産コシヒカリはかなり期待していましたが、正直感動するほど美味いとかはなかったです。(普段食べているつや姫の方がはるかに美味いですね)
もしかしたらふるさと納税用のB級品とかなのかもしれません。(推測ですが)
エンペラーサーモンは昨年の注文してよかった物という記事でも取り上げましたが、今年も贅沢品と割り切って注文しました。
味は安定のうまさ。我が家では漬けにして食べるのが最も美味しいと思っているので基本刺身と漬けで食べています。
年々価格は上がっていますが、まだまだ注文する価値がある価格帯かなと個人的には思います。
お次は香川県の乾麺うどんです。
これは初めて頼んだもので、実はまだ食べていません。
したがって味の評価はできませんが、米に匹敵するくらいの保存できる主食を探していた時に見つけたもので、72人前で12000円というコスパの良さにひかれて注文しました。
いろいろ調べましたが、調べた時点ではこのうどんが一番量の割に安かったので食べてみて味が良ければリピートもありだと思っています。
先日つや姫の新米が届いたので早速食べましたが、昨年度収穫の魚沼産コシヒカリを圧倒的に凌駕する美味さで驚きました。
新米のうまさを体感すると日本人に生まれてよかったと実感するとともに、米を食べられることへの感謝が込み上げてきますね。
生産者の方々には本当に感謝しています。
私が注文したものは下にリンクを貼っておきますのでご興味があれば見てみてください!(現在終了しているものもあるのでそちらは載せていません)
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私が注文したつや姫はもう取り扱いが無くなってました。
うどんは1000円値上げされてますね。
魚沼産コシヒカリは令和6年産に変わって値上げされてました。
エンペラーサーモンはまだ値上げされてないようです。
まとめ
いかがだったでしょうか。
今回はふるさと納税についての持論と改悪の内容について解説しました。
今までもらえていたポイントが貰えなくなるのは大変残念ですが、上述したように今までが良すぎたのかなと思っています。
税金は資産の再分配をすることで貧富の差を小さくするためには必要なものであり、その存在自体は否定するつもりはありません。
ただ、その使い道を決める人たちが信用ならない現状では極力納めたくないと思うのが至極当然だと思います。
極力納めたくないけど強制的に徴収されるのであれば、少しでも自分に還元されるように行動することは生存戦略としては全うだと思います。
現在の日本人は税金+社会保険料によって昔で言う五公五民レベルで国にお金を搾り取られています。
そんな同胞同士でお金を奪い合っている世の中においては如何に得できるか、損しないかを考えながら行動しなければ自分はもちろん、大切な人や家族を守ることさえ難しくなります。
そのための行動の一つとしてふるさと納税の活用はマストであり、やらない理由がありません。
まとめなのに全然まとまってませんが、最後に私の率直な思いを吐露させていただきました。
最後までお読みいただきありがとうございました。