今回は、私が実際に試してみてこれ要らないな、なくてもいいな、なくしても困らなかったなというものを5つ紹介していきます。この記事を読むことで不要なものを何となくで購入することを避けることができ、節約が捗ります。
前提
前提ですが、これから紹介するものを使っている人を否定する趣旨はありません。
あくまでも、一人暮らし歴6年、同棲1年の私がこれまで使ってみた感じについて解説していきます。
一人暮らしを始めるときに一人暮らしで用意しておいた方がいいもの!みたいなサイトを見た方、多いのではないでしょうか?
私もその一人です。
あるいは、実家で使っていたものを想像して、実家にあったからそれが必要なものだと思い込んで何も考えずに購入し使用している(買ったけど使用していない)人も多いと思います。
しかし、おすすめサイトで紹介されているものも実家にあるものも全ての人に必要であるとは限りませんよね?
それを使うのが常識・当たり前と決めつけるのではなく、常識を疑い、不要なものは買わないことを意識することで無駄遣いを抑えて節約につながります。
私は必要なものは何の躊躇もなく買いますが、自分の生活の役に立っていないかもしれないものについては都度都度削減を検討しています。
今回は検討してきた結果不要と判断したものについてその理由を解説していきます。
気になったものがありましたら一度試しにやめてみてください。
①トイレの置き型消臭剤
CMとかでトイレの壁には菌がいるからこれを置いておけば抗菌できる!みたいなことを謳っている某置き型消臭剤とかありますよね?
トイレのにおいというのは確かに不快です。
大・小に関わらず用を足した直後はある程度においが気になるのは致し方ありません。
それに対して消臭剤を使用すること自体は理にかなっています。
ちなみに、糞尿の悪臭の原因物質は「アンモニア」、「スカトール」などが挙げられます。
アンモニアは中学でも習いますよね?化学式NH3です。
スカトールはインドールアミンと呼ばれる化学物質です。
なので臭いと雑菌をごっちゃにして考えるのは良くありません。
トイレのにおいの元は化学物質であり菌のせいではありません。
抗菌とかを謳って商品を魅力的に見せる方法は本当に世にあふれていますが、何をそんなに恐れているのか私には理解できません。
私たちの皮膚や体の至るところには常在菌と呼ばれる菌がびっしりと住み着いています。
それに気づかず生活しているのになぜトイレなどの菌を必要以上に毛嫌いするのでしょう?
糞尿から感染を起こすような菌やウイルスもありますが、それらは本当に微々たるものです。
有名なものとしては大腸菌やノロウイルスでしょうか。
ですが、ノロウイルスなんて本当に限られたケースですし、大腸菌も普通にトイレ掃除をしていれば感染源になることはまずありえません。(そもそも大腸にいるし)
にもかかわらず、壁まで抗菌だの空気中まで除菌だのと謳っている商品が多すぎます。
置き型消臭剤というのは人がいない時にも常時揮発して消臭成分をまき散らしていますが、それは無駄以外の何物でもありません。
それで抗菌できるからいいんだと思っているのだとしたらちょっと笑ってしまいます。
少し口が悪くなりましたが、私からの提案は以下の通りです。
- ・置き型消臭剤を止めて、適時スプレータイプを使用
- ・トイレ掃除を定期的に行う
- ・心配なら容器に重曹を入れて隅にでも置いておく
- ・換気扇や窓があれば開けておく(稼働しておく)
便器に便がこびりついているのは論外ですが、ふち裏や便座裏にも跳ね返りがついていたりするのでこれらを定期的に拭うことで臭いは十分に取れます。
家族が多い人は便器にスタンプするタイプの洗浄剤を使うのもありでしょう。
私の場合、一人暮らしで使用していたら、トイレの使用頻度が低すぎてスタンプが干からびてこびりついて効果を発揮できませんでした。
上記より、置き型消臭剤は無駄が多いので都度利用の消臭スプレーを使用しましょう。
これとかでいいです↓
都度利用であれば1本で年単位で持ちますし、正直お小水程度では利用する必要すらありません。
安いやつで十分なのでくっさいやつが出てしまったらすかさずスプレーをかましましょう。
②トイレマット
皆さんのご自宅にはトイレマットはありますか?
私は実家にいた時に敷いてあったので、一人暮らしを始めるときに何も考えずに購入してしばらく使用していました。
定期的に洗濯したりと手間をかけて管理していましたので汚れるという状態はありませんでしたが、後述するようにラグ類というのはほこりの塊であるのと同時に髪の毛や別のほこりを絡め取り地獄のような状態になります。
トイレに敷いていたラグについているのは大体髪の毛やほこりでしたので、そもそもこれは何のために敷いているんだ?と思うようになりました。
皆さんはトイレマットの存在意義はなんだと思いますか?
尿はねを吸収している?だとしたら汚いですよね?
足が冷たい?そんな寒いときに裸足でトイレに行きますかね?
上述したように、菌とかウイルスがどうのこうのというのであればトイレマットなんてそれこそ菌の温床です。
私がお伝えしたいのはトイレマットは撲滅しましょうということです。
そして、用をたすときは必ず座ってしましょうと強く言いたいです。
正直座って用をたすことで大半のトイレ問題は解決できます。
外に尿が跳ねでなければ床は汚れませんし、臭いも軽減されます。
マットが無ければトイレの床掃除も楽になりますので、今すぐにトイレマットはゴミ箱にダンクしましょう。
③バスタオル
皆さんはお風呂あがりにバスタオルを使っていますか?
お風呂あがりの濡れた体をやさしく包み込んでくれるバスタオルは使ってて気持ちがいいですよね?
ですがバスタオルって全体のうち拭くのに使用している面積が少なくないですか?
結構厚手で大きくて洗濯も大変なのに、洗うのをサボると臭くなったりと結構管理コストが掛かると思うんですよね
家族全員分とかを洗濯するとなると結構大きい洗濯機でないとそれだけで大半の容量を消費しそうですよね
乾くのも遅いし、毎日洗濯するのは面倒、でも地味に毎日使用するという何とも絶妙に厄介な存在です。
身体を拭いた後に濡れた状態で干しておくのもそれ自体が不衛生な気がしますし、一人暮らしを始めた当初は困っていました。
そこで、フェイスタオルを2枚使用するという方法に切り替えてみました。
それによって得られた効果を以下に示します。
- ・すぐ洗濯に出せるので衛生的になった
- ・浴室で使う用と脱衣所で使う用に分けて使うことでふわふわのタオルでしっかりと髪・体を拭けるようになった
- ・洗濯してもすぐに乾くし乾燥機にもかけられるので管理が楽になった
- ・バスタオルを保管するスペースが不要になった
私が思うにバスタオルって、セレブとかが来てるイメージのバスローブとポジション的に大差ないんじゃないかなと思っています。
バスローブもあの瞬間はラグジュアリーな体験ができるかもしれませんが、あれを洗って干してをしている姿を想像すると結構大変そうな気がしませんか?
フェイスタオルを2枚使えばバスタオルやバスローブを使うのと同等の効果が得られると思います。
1回で使ったら洗濯に出すので衛生的ですし、髪も体もしっかりとタオルドライすることができます。
常識を疑い、一度フェイスタオル生活を取り入れてみては?
④(大きめの)掃除機
皆さんの家には掃除機はありますか?
我が家には長らく深い眠りについていたロボット掃除機が1台常駐しています。
これは一旦置いといて、現在はスティック式やコードレス式、ハンディークリーナーなど様々な形の掃除機が販売されています。
「大きめの」とあえて書いたのには理由があります。
私がここで不要だと考えているのはコード式、コードレスを問わず自ら床の上を動かしてほこりを吸引する掃除機全般です。
私が掃除機が不要だと考えている理由は以下の通りです。
- ・シンプルに大きくて邪魔 場所を取る
- ・音がうるさい(商品が多い)
- ・階段などは掃除しにくい
- ・紙パック式だとゴミの処理も増える
- ・強い吸引力を必要とするゴミ(ほこり)が存在しない
どうでしょう?
これは私の主観偏見にまみれていますが、いくつかは確かに・・・と思えるものはあるのではないでしょうか?
最近の掃除機は進化しており、軽量化や静音性能も上がっているかもしれませんが、それでも少なからず負担や騒音はあるでしょう。
掃除機にある程度の大きさが必要となる要素は吸引力を上げるためだと考えられます。
上述しましたが、そもそも論として、強力な吸引力が必要なゴミ(ほこり)がある状態というのがおかしいと思いませんか?
定期的に掃除をしていればさっと拭くだけでもすぐに取れるのにそれを怠った結果として強力な吸引力が必要であるならばそれは自身の怠慢に他なりませんし、そのようなゴミが発生してしまう仕組みを改善する必要があります。
我が家で実践している工夫を以下に示します。
- ・ラグを敷かない ※ポイント
- ・クイックルワイパー(ドライシート)で数日おきに清掃
- ・ロボット掃除機を定期的に稼働
- ・棚などはハンディータイプのほこり取りと雑巾で対応
ポイントと称しましたが、最も有効なのが「ラグを敷かない」ことだと思っています。
そもそもほこりの根源はなんでしょうか?
答えは衣類、布類から出てくる細かな糸くずです。
このことから、たくさんの糸からなるラグ類は大きなほこりそのものというわけです。
もちろん服をたくさん所有することもほこりが増える要因になりえますので、私は服もあまり持っていません。
ですが、ファッションを楽しみたいという人はそれなりにいると思いますので、大幅に服を減らすことは苦痛になるかもしれません。
であるならば、もう一つのほこりの元であるラグを取り除いてみてはいかがでしょうか?
我が家はすのこベッドの下にしかラグがありません。
そのラグは床を傷つけないために敷いており、趣味嗜好は一切含まれていませんし、インテリアとしての役割は皆無です。
リビングはフローリングまんまで、キッチンにもマットはありません。
私が一人暮らしを始めたころは何も考えずにラグを敷いていましたが、ほこりのことを考え始めてから「ラグって必要か?」と思うようになりました。
小さいお子さんやペットのためにラグが必要という方もいますのですべての方にお勧めできるわけではないかもしれませんが、多くの世帯でラグは不要だと思います。
少なくとも今よりもラグの数を減らすことでほこりの発生を減らすことはできます。
そんなに床で過ごすことってありますか?
ラグの上でゴロゴロするのがこの上ない至福のひと時なんだ!という人はすみません。
たくさんの来客が来て床に座らせるしかないということもあるかもしれませんが、その時は座布団やクッションで対応すれば問題ないですよね?
過ごす場所をソファ、椅子に限定すればラグは不要ですので、次回の燃えるゴミの日に燃やしましょう。
ラグが無くなると得られるメリットはほこりが減るだけではありません。
それは床掃除が極めて楽になるということです。
フロアモップでさっと拭えますし、液体をこぼしてもすぐに拭くことができます。
加えて、ロボット掃除機が動きやすくなります。
ロボット掃除機はこちらがご丁寧に動線を確保してやらないと力を発揮できません。
それどころか、床に物が置いてあると何かに引っかかってその辺で力尽きていることもよくありました。
話が脱線してラグが要らない理由をつらつらと語ってきましたが、諸悪の根源(ほこりの元)を除去する→ほこりが減る→強力な吸引力が不要になる→大きめ掃除機が不要になる、の流れが伝えたかったことです。
ここまで散々と掃除機アンチ発言をしてきた私ですが、我が家は掃除機2台体制です。
ですが我が家の場合、お年を召されたロボット掃除機と壊れかけのハンディー式掃除機です。
これらは私が初任給で買った(7年前)思い入れのある掃除機たちで、現在も現役です。
ハンディーはアタッチメントの接続部が壊れているため最近はほとんど出番がないですが、ロボット掃除機はバリバリ稼働しています。(ハンディー式は壊れたら新たに買わないと思います)
床はロボット掃除機とフロアモップ、すき間や棚上などはハンディーとウェーブ(使い捨てハンディーモップ)で対応しています。
かつての実家のようにゴロゴロと掃除機を動かして掃除するのは旧時代式かなと個人的には思っていますので、仕事に行っている間にロボットに任せるという選択をしています。
私が買ったものはそんなにスペックが高いわけでもなかったのですが、現在は自動でほこりをまとめてくれるハイスペックタイプも出ているようです。
価格は当時25800円でした。随分頑張ってくれています。
ただし、最初の家(1LDK)から2軒目(1K)に引っ越してからはしばらく活躍の場を失っていたので、それなりに広くて露出している床が多い家でないと本領は発揮できません。
狭い部屋であればフロアモップ(クイックルワイパーなど)とハンディーで十分でしょう。
床を転がす式の掃除機があるのが当たり前という考えを一度改め、考え、本当に必要と判断するのであれば購入してみてください。
⑤柔軟剤
最後に衣類用柔軟剤についてです。
皆さんは洗濯の時に柔軟剤を使用していますか?
私は実家にいたころは洗濯をしたことがなかったため、一人暮らしを始めるときに洗濯について最低限の知識を入れました。
洗剤の種類、柔軟剤、芳香剤、漂白剤などがあり、用途に応じて使い分ける。この程度の知識を学び、特に何も考えずに日々洗濯をしていました。
最初に買いそろえたのは普通の洗剤(アリエールなど)、おしゃれ着用洗剤(おしゃれ着持ってないのに)、ハイター(漂白剤)、柔軟剤(とりあえず安いやつ)くらいです。
この頃の私は、「柔軟剤は入れるもの」「洗濯において洗剤と同じくらい必須のもの」という考え方でした。
CMなどで嫌な臭いをブロックするだの汗のにおいを発生させないだのと様々な謳い文句でアピールされており、CMの女優は柔軟剤の香りを嗅いで「いい匂い~♪」なんて言っているのでそれがいいものだと認識してもおかしくありませんよね。
ですが、「人生において柔軟剤を使っててよかった~と思う瞬間なんてあったか?」とふと疑問に思い、柔軟剤を入れずに洗濯をしてみました。
するとどうでしょう。
多少タオルはガサガサするけど別に問題ないぞ?乾く前、乾いた後にも特に嫌な臭いもしないということに気が付きました。
ドラム式洗濯乾燥機を導入してからは乾燥をするとふわふわに仕上がり、ガサガサ感は皆無でした。
また、これは私の体に対してたまたまよかっただけかもしれませんが、長年悩まされていたアレルギー性皮膚炎(軽度)がかなり改善しました。
私は幼少期から定期的に皮膚科に行き、飲み薬や塗り薬(ステロイド)を使うくらいのアトピー性皮膚炎(アレルギー)でした。
入職してからもストレスなどの影響もあってか痒みが出てきたため勤め先の皮膚科に何度かかかりましたが、かゆみが出たら飲み薬と塗り薬で対処するという対症療法しかできず、根本的な原因は不明のままでした。
私が柔軟剤を使用しなくなったのは3年前くらいでしょうか。
入職してから年に1回程度は皮膚科を受診していましたが、それ以降受診しなくてもよくなったのです。
今でも疲れていたりすると時折かゆみが出ることがありますが、以前に処方された薬を何回か飲めばすぐに改善します。
気になって調べてみたところ、柔軟剤などの化学薬品に対して過敏に反応してしま人というのが一定数いるということが分かりました。
私がこれに該当するのかちゃんとした検査をしたわけではないので判断はできませんが、結果的には柔軟剤という直接肌に触れる化学薬品を取り除いたことが功を奏したように思います。
原因不明の肌荒れや湿疹に悩んでいる方は一度柔軟剤をやめてみることをおすすめします。
「衣類の嫌な臭いはどうするんだ!」という意見が飛んできそうなので予想してお答えしておきますが、嫌な臭いの原因は繊維の奥に潜む細菌の影響です。
そのため、根本原因を解決しない限り、いくら柔軟剤の香りでごまかしても意味がありません。
臭いの原因菌は衣類に残った皮脂汚れなどをエサとして繁殖しますから、汚れをしっかり落とすことと菌を殺すことの2点が臭いを防止する時のポイントになります。
最近の洗剤は非常に進化していますから、汚れについては普通の洗剤で落としきれないということは考えにくいです。
ただし、汚れたまま何日も放置してカピカピに乾いてしまったり、逆に濡れた状態で放置したいりすると汚れが落ちにくくなるだけでなく細菌の繁殖も進んでしまいます。
洗濯は溜めすぎずこまめに行うことをおすすめします。
特に夏は1~2日に1回は洗濯した方がよいでしょう。
一度繁殖してしまった細菌はなかなか除去しきれません。
抗菌除菌を謳う洗剤は数多ありますが、殺菌してくれるものはそう多くないのです。
殺菌効果が期待できるのは酸素系漂白剤という洗濯機用洗剤です。
代表的なものとしてワイドハイターやオキシクリーンなどがありますね。
漂白剤という名がついていますが、色物を洗うこともできます。
ちなみに食器用漂白剤(ハイター)などは塩素系です。(主成分は次亜塩素酸)
酸素系漂白剤の主成分は過酸化水素であり、塩素を含みません。
酸素系漂白剤は洗濯の時に普通の洗剤にプラスして入れるだけで除菌・抗菌力が格段にアップします。
また、洗濯しながら洗濯槽のカビを予防する効果もあるため、使用するメリットは大きいです。
肌着やタオルなど直接肌に触れる布は想像以上に汗や皮脂を含んでいますから、毎回の洗濯にワイドハイターなどを加えることで臭いの発生源をブロックすることができます。
我が家では柔軟剤を入れない代わりにワイドハイターを追加しています。
余計な匂いもしないので本当に無臭です。
そもそも服からの香りを楽しむ必要なんてありますかね?笑
本当にフレグランスを楽しみたいなら、香水やフレグランスミストなどを付けた方が効果的ですし、自分の好きな香りにより近づけられるのではないでしょうか?
長くなりましたが、思考停止で柔軟剤を使用するのをやめ、臭いが気になるのであれば酸素系漂白剤を加えてみることを強くおすすめします。
余談ですが、どうしても衣類をふんわりさせたければ洗濯直前の洗濯槽に重曹を適量入れてみてください。
酸素系漂白剤と混ざっても有毒ガスは発生しません。(せいぜいCO2が出るくらいでしょう)
まとめ
いかがだったでしょうか?
普段何気なく使っているものでも、これって本当に必要か?と疑問を持ち一度やめてみることで気が付くことも多いです。
私たちは想像以上にCMや広告の影響を受けて半分洗脳されたような状態で過ごしています。
そのものを使うことで本当の意味でどんなメリットがあるのかを冷静に検討し、本当に必要なものだけを買うことで、幸福度を落とすことなく節約ができるようになるでしょう。
気になるものが一つでもありましたら今すぐ試してみてください。
最後まで読んでいただきたいありがとうございました。