本記事では私が社会人3年目に行ったヨーロッパ周遊旅行について触れていきます。貴重な体験、気を付けること、おすすめの国などを紹介していきます!訪れた国は順番にベルギー、フランス、スイス、ドイツ、ルクセンブルク、オランダです。宿はその日に現地調達。ツアーではなくすべて自分たちで決めて周りました。
目次
1 旅行に行くことになった背景
私がヨーロッパ旅行に行ったのは社会人3年目の2019年9月でした。
私の職場(薬剤部)の夏休みは週単位で取ることになっており、皆5日の夏休暇を平日に利用して、土日を入れると9連休になり、そこで旅行に行く人も多くいました。この年はシルバーウイークと夏休暇をつなげることができたため、私は11連休を取ることができました。
社会人になってからこれほどの連休を取ることができたのは初めてだったので、この連休で何をしようか前もって考えていました。
9泊11日という長期間のヨーロッパ旅行。この年の3月に初めて海外(マレーシア)に行ったほど海外に不慣れな私がなぜヨーロッパに行くことになったのか。
きっかけは海外に住んでいる姉と弟でした。
私の姉はオランダに在住しており、弟はマレーシアに在住しています。グローバルな兄弟のなかで私は唯一の日本在住で、かつ一度も留学などしたことはありませんでした。
オランダの姉から「久しぶりに会おうよ!ベルギーとかどうかな?」と言わました。
弟は答えました。「いいね!ちょうどヨーロッパ行こうと思ってたんだよ!」
なんだこの人たちは・・・正直私には行けるわけがないと勝手に思っていました。
英語もロクに話せませんし、かろうじて読むくらいはできるかもしれませんが、慣れない土地、ましてや国に一人で行くなど無謀すぎる。
ですが、弟がヨーロッパを一緒に周遊しようと言ってくれて、何とかベルギーまでたどり着ければそこからは英語が話せる弟がついているし何とかなるかもしれない!と決心し、この旅行に行くことになりました。
(裏の目的として、姉がご所望の日本食や日本の製品を運搬する運び屋の任も与えらえていました。往路の荷物は半端なかったです 笑)
2 9泊11日の旅行プラン
ヨーロッパに滞在していた期間は約9日間です。それ以外は飛行機の移動に掛かっていたので、私が日本を出発して、帰ってくるまでの流れをご覧ください。
【1日目】
- 羽田空港発(20時頃)
- →香港国際空港着(0時頃)
- →乗り継ぎの時間つぶし(1時間ほど)
- →香港国際空港発(1時頃)
- →ブリュッセル国際空港着(現地時間で9時頃)
1日目はほぼ移動ですね。
香港国際空港
ちょうどこの時期に香港でデモがあり、手荷物検査が厳重になっていたせいか想定より時間が掛かりました。ですが、概ね予定通り関門を突破し、さらっと空港内を散策する余裕もありました。
香港と日本はそこまで時差がなく、深夜だったので店もあまり開いておらず迷わない程度に空港内を散策した後は搭乗口のすぐ近くのベンチで休憩しつつ、エアポートWi-Fiに接続して母と電話していましたね。ここからはしばらく通信機器も使えなくなるため、出発の報告をして搭乗しました。
ブリュッセル国際空港
20時間近いフライトを無事に終えてブリュッセル国際空港に到着しました。後の項で取り上げますが、入国審査でいろいろとやらかし結構時間が掛かってしまいました。
なんとか入国し、ベルギーの中でも比較的大きな都市である「アントワープ」行の電車に乗りました。
兄弟とはアントワープ駅で合流する手筈になっていたため、なんとか自力で空港からアントワープ行の電車を探し、切符を買って乗り込みました。
ベルギーはクレジットカードで切符が買えるので、小銭などは一切持たずにヨーロッパに行きました。これがあの悲劇を生むことになるとは・・・
【2日目】
- アントワープ駅着(10時頃)
- 兄弟と合流(12時頃)
- アントワープ観光
- 兄弟と食事(14時頃)
- アントワープ発(16時頃) 姉と解散してブルージュへ
- ブルージュ着(17時頃)
- ブルージュ発(19時頃)
- リール(フランス)へ(21時頃)
2日目はこんな感じです。かなりハードスケジュールですね。夕食を食べたのはリールについてからでした。
アントワープ
アントワープは別名アントウェルペンとも言い、ベルギーの北部に位置する大きな都市です。正式は後者なのかも?
フランダースの犬の舞台となったアントワープ聖母大聖堂が有名です。街並みを見ているだけでもめちゃくちゃテンション上がりますけどね。
駅もきれいで有名です。ここは本当に駅なのかと錯覚してしまうほど美しいです。
駅について最初はテンションが上がりすぎて、一人ではしゃぎながらパシャパシャ写真を撮りまくっていました。外に出て少し散策してもいいかなと思ったりもしましたが、迷ったりしたらまずいので駅構内で待機することにしました。
ですが、待てども待てども姉と弟は来ない・・・
ちなみに、弟は3日前くらいにドイツに前乗りしており、オランダの姉の家に泊まって、そのまま一緒にアントワープ駅までくることになっていました。
私は海外SIMのデータ残量を節約していたのもあり、連絡は最小限にしていましたが、さすがに限界を迎えて連絡。するとまさかの寝坊で遅刻すると。
英語も話せず、初ヨーロッパの弟を異国で一人きりで放置するとはなんということか
私はイライラを抑えながらただひたすらに待ち続けました。
アントワープの集合時間めがけて大急ぎで電車に飛び乗ったというのに・・・温厚な私でもこの時ばかりは憤りを覚えましたね。
そうして待っているとようやく姉夫婦と弟が到着しました。
この時ほど安堵したことは今までになかったのではないでしょうか。
ブルージュ
姉夫婦と会食を終えた私はここから弟と行動を共にすることになります。これものちに少し苦労することになります。
弟が行きたがっていたブルージュへと到着するやいなや、弟はお目当てのチョコレート屋へ走りました。
「閉店時間が迫ってるから!!」
そんなこと言っても、僕日本出てからまともに寝てないんですが・・・
とそんな不満もありながら、はぐれたら詰みだと思い必死に走りました。
なんとかチョコレートとワッフルを買うことができご満悦の弟。満足そうでよかった。でも、ここで買ったワッフルは美味しかったし、保存用にできていたから旅行中の非常食として重宝しましたね。
そのあとはブルージュの趣ある街を散策。
ブルージュは街並みを見ているだけでも全然飽きが来ないですし、できることならばもう少し長いしたかったです。ですが、弟から「今日中にフランスに入っておきたい。フランスの方が宿代も安いし。」と言われ、惜しみながらもブルージュを後にしました。
リール
リールはフランス北部に位置し、ベルギーとの国境付近の町です。3日目の目的地がパリだったため、少しでも近づくために立ち寄った町でした。ちなみにパリまでは約250㎞あるようです。
到着したのも遅かったので、ここでは夕食と休息のみで、観光はしませんでした。私は疲れ果てていたのですぐに寝てしまいましたが、弟は夜に少し散策していたみたいです。
【3日目】
- リール発(7時頃)
- パリ着(9時頃)
- パリ市内散策(9時ー17時頃)
- パリ発(17時頃)
- ストラスブール着(20時半頃)
- ストラスブール散策&夕食
3日目はフランス全振りです。メインはパリ市内の観光でしたが、夜に散策したストラスブールもとてもきれいで、次の日の朝にも少し散策して朝と夜両方の町を見ることができました。
ストラスブールはフォアグラが有名のようだったので、小さめのレストランに入り、値段にビビりながらも弟と分け合ってフォアグラを食べました。日本で食べるようなフォアグラとは別のもののような印象を受けました。美味しすぎて別物というよりは本当に同じ食べ物なのかと思う違和感です。味は美味しかったです。見た目も結構違う気がします。
リールからパリへ
前述しましたが、リールからパリは250㎞も離れており、鈍行でいくとかなり時間が掛かってしまいます。そこで、「TGV」というフランス高速鉄道を利用しました。TGVは日本でいう新幹線と特急の間くらいの速さの電車で、フランス全域にわたり、パリを中心に主要都市をつないでいます。後述しますが、TGVはeurailというEU全域の鉄道の一部であり、eurailパスを持っていれば、指定席券代(格安)を課金するだけで乗ることができます。
私はeurailパスを購入してから行きましたので、格安で新幹線並みの移動手段を使うことができました。
約2時間でパリへ到着し、9時頃からパリ市内散策を開始することができました。パリ市内だと宿代も高いので、少し遠くに泊まって当日朝にパリを目指すことをお勧めします。
パリ
パリは観光名所がたくさんあり、1日で周りきるのは不可能でした。がちがちにスケジュールを組んで臨んだはずなのに、最初に訪れたルーブル美術館で余裕の時間超過。ずっと見ていたいと思えるほどの芸術の数々に私たちは予定を変更せざるを得ませんでした。
ミロのヴィーナスやモナ・リザなど有名な芸術品の実物を見ることができました。広すぎて時間を2時間程度で取っていたのを急遽延長するほどでした。ここで1日使ってもいいくらいの美術館です。
泣く泣くルーブル美術館を後にした私たちは、サント・シャペルというステンドグラスが有名な教会を訪れ、そのあとはベタに凱旋門、シャンゼリゼ通りの王道ルートを観光。
その後、ヴェルサイユ宮殿に行く予定で電車に乗りましたが、二人とも疲労困憊のせいか寝過ごしてしまい、いつの間にか乗ったところに戻ってきていました。(山手線現象?)
大幅に予定が狂った私たちはヴェルサイユ宮殿を諦めストラスブールを目指すことにしました。
パリから再度TGVに乗り、ストラスブールへ向かいました。ついたときにはすっかり夜も更けていましたが、電車で寝て回復したからか割と元気だったため、夜のストラスブール散策をしました。
ストラスブール
ストラスブールはフランス南部のドイツ、スイス国境付近の町です。運河が流れる美しい街並みとドイツ、スイスへのアクセスの良さから宿探しも兼ねてこちらに訪れました。
弟と2人で頼んだメニュー
- フォアグラ 1皿
- エスカルゴオーブン焼き 1皿
- レモンスカッシュ 1杯ずつ
- ケーキ 1つずつ
- 計4000~5000円程度だったと思います。
正直物足りなさもありましたが、いくらくらい掛かるかわからなかったため、2人ともかなり控えめに食べて、店を出てからケバブなどを食べてお腹を満たしました。(ヨーロッパではケバブがファストフードとして売られており安価で手軽に食べられる)
【4日目】
- ストラスブール散策(7時ー11時頃)
- ストラスブール発(12時頃)
- インターラーケン(スイス)着(16時頃)
- インターラーケン散策(16時半ー21時頃)
早朝からストラスブール散策をし、お昼前にはストラスブールを後にしました。ここからスイス観光へと移っていきます。スイスでの一番の目的はグリンデルワルトと呼ばれる「アルプスの少女ハイジ」のモデルになった地域に行くこと、チーズが有名なので最高のラクレットを食べることでした。
グリンデルワルトは山間部でなにもない場所であり、泊まることも難しいため、割と近くて便利な町であるインターラーケンを拠点としました。
インターラーケンは比較的栄えていますが、宿代はかなり安く物価がめちゃ高いスイスではありがたい場所でした。とにかく物価が高く、体感ですが、ほとんどのものが日本の2倍以上はしていました。
そんななか、酪農の産地であるスイスは乳製品が激安であり、また、欧米全般に言えることかもしれませんが小麦製品も基本安いので、チーズとパン、ハムなどをスーパーで買って宿で自炊して食べていましたね。
中華料理屋とかあって入ろうと思ったのですが、メニュー表の価格をみて退散しました。1品2000円程度からで、おなか一杯食べたらとんでもなくお金がかかりそうでしたので(笑)
インターラーケン
インターラーケンはスイスの中央からやや南部に位置する比較的大きな都市です。首都のベルンへもそこそこ近く、目的地のグリンデルワルトまでも山岳鉄道で直通でしたのでとても都合のいい場所でした。シティーWi-Fiがあり、主要部であればフリーでネットに繋がったのもよかったポイントです。
【5日目】
- インターラーケン発(7時頃)
- グリンデルワルト着(8時頃)
- グリンデルワルト発(11時頃)
- シュピーツ着(11時半頃)
- シュピーツ発(12時頃) 船にてトゥーンへ
- トゥーン着(13時半頃) トゥーン観光
- トゥーン発(14半頃)
- ベルン着(15時頃) ラクレット屋で食事 ベルン観光
- ベルン発(17時頃)
- シャフハウゼン着(19時頃)
グリンデルワルト
グリンデルワルトは正式には「グリンデルヴァルト」と言います。ヴァルトはドイツ語で森という意味で緑という意味の「Grun」と合わせて緑の森という意味なのかな~とか思ってます広大な自然と巨大な山脈、山には放牧している牛のカウベルが鳴り響く酪農の楽園です。
シュピーツ
こうして船に乗ること1時間半。無事に次の目的地であるトゥーンに到着しました。
ここは私の希望で立ち寄りました。グリンデルワルトからベルンに直で行ってもよかったのですが、事前に購入していた「地球の歩き方 スイス」で見て、魅力的だと思っていたため、ベルンに向かう途中にあったので寄り道した形です。
トゥーン
トゥーンはトゥーン湖の最北に位置する町です。メインの観光スポットはトゥーン城でしょうか。町を中心部が川の中州にあるような特殊な地形をしており、水路や水門も見どころですね。
ベルン
スイスの首都ベルン。首都というだけあって今まで通ったスイスのどの町よりも栄えています。ですが、日本のようにビルみたいな建物はなく、路面電車が走るなんとも居心地の良い都市です。
目当てのラクレットを堪能し、ベルン旧市街の散策を終えた私たちは次なる目的地「シャフハウゼン」を目指すために出発しました。
シャフハウゼン
シャフハウゼンはスイス北部のドイツ国境付近の町です。次の日にはスイスを離れてドイツへ入る予定だったため、ここを拠点としました。ヨーロッパは日照時間が長く、20時くらいまで明るいので、19時に着いてホテルにチェックインした後にこちらも観光しました。
【6日目】
- シャフハウゼン発(10時半頃)
- シュタイン・アム・ライン着(11時頃)
- シュタイン・アム・ライン発(12時頃)
- コンスタンツ(ドイツ)着(14時頃)
- コンスタンツ発(15時頃)
- シュパイヒンゲン着(17時頃) 乗り換え待ち
- シュパイヒンゲン発(17半頃)
- ヘッヒンゲン着(19時半頃)
シュタイン・アム・ライン
コンスタンツ
コンスタンツはドイツの南部に位置し、スイスとの国境付近にある比較的大きな町です。ボーデン湖とウンター湖という巨大な湖に挟まれてる地形で、周りに水場が多く、港町にいるような雰囲気です。
コンスタンツを出てからはひたすら移動を続け、19時過ぎに宿をとっていたヘッヒンゲンへ到着しました。
【7日目】
- ヘッヒンゲン(宿)発(8時頃)
- ホーエンツォレルン城着(8時半頃)
- 城内観光(9時ー12時頃)
- ホーエンツォレルン城発(12時頃) 徒歩で駅まで移動
- ヘッヒンゲン駅着(13時半頃)
- ヘッヒンゲン発(14時頃)
- シュトゥットガルト着(16時頃)
- シュトゥットガルト観光(1時間程度)
- シュトゥットガルト発(17時頃)
- トリール着(21時頃)
右下の何も書いていない赤丸がヘッヒンゲン(ホーエンツォレルン城)です。この日のメインはホーエンツォレルン城観光で、それ以外は移動に使った1日でした。ホーエンツォレルン城はドイツ3大名城(他はノイシュバンシュタイン城、ハイデルベルク城)の一つである巨大な古城で、山の上にそびえたっています。城観光を終えた後は、次なる目的地であるルクセンブルクの最寄りの町「トリール」を目指して長距離移動をしました。
ホーエンツォレルン城
【アクセス】
王道はヘッヒンゲン駅から路線バスまたはタクシー
ただし、バスは運行本数が極めて少なく注意が必要です!!タクシーも駅前に常駐してません。
バス(往路)ヘッヒンゲン駅→城内駐車場
バス(復路) 城内駐車場→ヘッヒンゲン駅
私たちは帰りのバスを調べていなかったため、城のバス停に行って戦慄しました。観光を終えてバス停に行ったのが13時過ぎ、バスが停まっていたため運転手に聞いてみたところ、「次の出発時間は16:05だよ!まだまだ出発しないぜ!」と言われました。平日の駅行が16:35一本のみってだいぶ攻めた時刻表してますよね。
仕方がなかったので、私たちは城からヘッヒンゲン駅までを歩いて向かいました。距離は4.8㎞ですが、高低差324mとかなりの下り坂であり、ちょっとした山を下山したくらいの疲労が伴いました。弟の狂った体力についていけず、一時おいていかれましたが、何とか食らいついてはぐれることは回避できました。正直この時点で体力の限界を迎えていました。
シュトゥットガルト
シュトゥットガルトはドイツ南西部の主要都市であり、かなり栄えています。ですが、私たちは特別観光で立ち寄ったわけではなく、軽食とトイレ目当てで下車しました。二人ともここまでの旅でかなり消耗しており、それに輪をかけて城から駅まで歩いてしまったので、もうシュトゥットガルトを練り歩くほどの力は残っていませんでした。
【8日目】
- トリーア観光(起床後ー10時頃)
- トリーア発(10時頃)
- ルクセンブルク着(11時半頃)
- ルクセンブルク観光(11時半ー16時頃)
- ルクセンブルク発(16時半頃)
- リエージュ着(18時頃)
この日のメインの観光地はルクセンブルクです。ルクセンブルクはフランス、ドイツ、ベルギーに囲まれた小さな公国で、それぞれの国の文化が混じり合って独自に繁栄した国です。個人的にはヨーロッパ周遊旅行の中でも1.2を争うほどのおすすめ観光地です。
トリール(トリーア)
トリールはドイツ語の正式名称では「トリーア」と呼ばれる西ドイツの都市です。ドイツ最古の都市で、世界遺産のローマ遺跡群が有名な観光地です。トリーア大聖堂やポルタ・ニグラを始めとした歴史的な建造物が並ぶ古代ローマの雰囲気が漂う趣深いところです。次なる目的地のルクセンブルクのすぐ近くということもあり、寝床としても非常に都合がよかったです。
ルクセンブルク
美しい渓谷と城砦、開発が進んだ都市部が融合した魅力的な国です。都市国家のため、ルクセンブルクが国であり首都です。公用語はフランス語とドイツ語でいろんな文化が入り混じっています。
心なしか写真が多めだった気がします。それほどルクセンブルクは魅力的なところです。時間の関係で夕方には出発することになりましたが、まだまだ観光し足りないくらいです。是非また訪れたい国ですね。
リエージュ
リエージュはベルギーの比較的大きな都市です。ですが特に観光などはしていません。というのも、次の日の目的地がオランダのマーストリヒトというところで、地図で見てもらうとめちゃくちゃ近いんですよね(リエージュから少し北に行ったところ)。宿泊費も安く、宿として適していたのでここを拠点としました。
【9日目】
- リエージュ発(9時半頃)
- マーストリヒト着(10時頃)
- マーストリヒト観光(10時ー16時)
- マーストリヒト発(16時頃)
- ルーバン着(17時半頃)
- ルーバン散策(自由時間)
マーストリヒト
マーストリヒトはオランダ最南端の都市です。オランダ最古の都市とも言われており、歴史ある美しい街並みが特徴。ここもまた歩いているだけでもワクワクする場所ですね。オランダ在住の姉と最終日にここで落ち合う約束をしていたので、なんとか無事にたどり着けてよかったです。
ルーバン(ルーヴェン)
姉夫婦と解散した私たちは再びリエージュに行きました。弟はドイツからマレーシアに、私はベルギーから日本に帰る予定だったため、ちょうど分岐点となるこの町で私たちは解散しました。私はブリュッセル国際空港から帰国する予定だったため、空港から近い町を最後の宿にすることとしました。ルーバンは世界最古のカトリック大学である「ルーバン・カトリック大学」があり、町自体はそこまで大きくないのに美しい建物が立ち並ぶという短時間観光にはもってこいの町でした。ただの寝床と考えてた私は度肝を抜かれました。
私:ハロー!ナイスチューミーチュー。アイムヒロポン。アイムフロムジャパン。ワッチュアネーム?
フィ:アイムフィリップス。アイムフロムフィンランド。ナイスチューミーチュートゥー。
このあとの会話は覚えていませんが、その場のノリで少し会話したことは覚えています。ホテルの受付などでも初めて弟なしでやりとりをしたので、「俺ってもしかして英語できる?」とか思ってしまいましたが、よく考えたら空港で捕まってたわと我に返りました。
【10ー11日目】
- ルーバン発(7時半頃)
- ブリュッセル(8時頃)
- ブリュッセル発(9時半頃)
- フランクフルト・マイン着(12時半頃)
- フランクフルト・マイン発(13時半頃)
- 香港着(翌日8時頃)
- 香港発(10時頃)
- 成田空港着(13時半頃)
最終日、弟と別れてからの私はというと、自分で宿を予約してチェックイン、一人で町を散策し、ハンバーガー屋で最後の食事をとり、地元のスーパーでワッフルやビールなどのお土産を買い、ルームメイトとコンタクトを取るなど、目覚ましい成長を遂げていました。海外に来るまではビビッて何もできないと思っていましたが、人間必要に迫られると何とかしようとするんですね。ずっと弟に頼って、弟の指示通りに旅をしていたので、ここで自分で考えて行動したのがなにより自由で開放的でした。もっと早くルーバンに来ればよかったとこの時ばかりは後悔しましたね。
帰りの飛行機のダイアにアクシデントが発生し、当初出発便が1日遅れるとかふざけたこと言われたのですが、仕事もありますし、成田エクスプレスも予約していたので、なんとか航空会社に掛け合ったところ、ドイツ経由であれば予定通りの香港→成田に乗れるとのことで、少し変更していったんブリュッセルからフランクフルトへと移動しました。
こうして無事に日本へと帰国しました。日本に帰国して最初に食べたのは松乃屋のかつ丼。途中から日本食が食べたくて仕方ありませんでした。やっぱり日本食って最高なんだなとこの旅を通じて痛感した次第です。
3 ベルギー入国審査であった出来事
なんとかブリュッセル国際空港までたどり着いた私でしたが、入国審査で大きなやらかしをしてしまいました。
私はお世辞にも英語ができる人間ではないため、相手が言っていることを理解するのが極めて苦手でした。入国審査はもちろん英語で受け答えをしなければならず、私にとっては大きな関門でした。
ここまでの移動で疲弊しており、さらに迫りくる入国審査に緊張していた私は、入国審査の受け答えで誤った回答をしてしまい、鍵付きの牢屋(部屋)に拘束されました。大体1時間くらいだったかと思いますが、なんだか怪しい人たちとまとめて閉じ込められ、パスポートの詳細な検査などが行われ、怪しい人間でないことを調査されていました。この時はさすがに焦りましたね。実際のやり取りを以下に示します。
- 審査員:行と帰りの航空券を見せて。
- 私:これです。
- 審査員:こっちには何日滞在するの?
- 私:13日です。(ここが大きなミス。本当は9日なのに入国した日が13日だったので13と言ってしまいました。)
- 審査員:13日?帰りのチケットと合わないけど?(怪しい・・)今日泊まる宿の情報と予約を見せて。
- 私:まだ宿は予約していません。(弟が現地調達すると言っていたので。)
- 審査員:滞在日数も変だし、英語もまともに話せないこの人が宿もなし?(怪しすぎる)どこかに電話をし始める。
- 私:(なんかやばい気配が・・・) 兄弟がオランダに住んでいるとかいろいろ伝えましたが聞く耳を持ってもらえず。
男性職員が来て連行されました。鍵が2重にかけられる扉を通過し、空港の奥の方に通され、パスポートを渡してここで待つように指示されました。真っ白い壁で何もない空間。男女別のトイレがあるのみでさながら牢屋のようでした。
とてつもない不安感がありましたが、どうすることもできないためしばらく待つことにしました。同室には不法入国を疑われた?ような人とかが数人おり、この人たちと同じ分類なのかとかなり焦りました。
ここで、あまりにも暇だったため、持ってきていた海外SIMをスマホに差し込み、ネット環境を確保。すぐさま姉と弟に状況を伝えました。
弟はすぐにフランス(リール)の宿を予約して、情報のスクショを送ってくれました。姉はオランダの住所がわかるカードの写真を送ってくれて、強力な2つの切り札を手に入れました。
ほどなくして審査員に呼び出され、再度面談をしました。この時の男性はとてもやさしく、英語もゆっくり話してくれるいい人でした。
- 審査員:パスポートは確認して、あなたが怪しくないことはわかりました。(多分こんなことを言っていた) それで、なんで宿はとっていないんですか?
- 私:すぐさま弟からもらったスクショを見せ、とりましたとアピール。これからフランスに行くことを宣言。
- 審査員:OK!兄弟がオランダにいるってことだけど、その証明とかはできそう?
- 私:すぐさま姉の住所を提示。マイ シスター リブ イン オランダ!
- 審査員:OK!お金は持ってきてるの?
- 私:手持ちの現金は日本円のみ。でもクレジットカードがあるため、それを提示。
- 審査員:OK。もう大丈夫!良い旅を!(本当にいい人)
こうして解放された私は無事に入国審査を終えたのでした。
4 現地で困った経験
- ・小銭、お札は5000円相当(ユーロに替えて)持っておくべきだった
- ・海外SIMの用量は多い方が安心だった
- ・栄養が偏り、口角炎になった
- ・体がかゆくなり、塗り薬が手に入るまで辛かった
- ・宿泊予約サイトのオーバーブッキング発生
小銭は絶対に持っておくべき!!
最初のアントワープ駅で本当に後悔しました。ヨーロッパはトイレが有料であることが多く、トイレの前に人が立っており料金を支払って入場するスタイルです。空港は無料で使えましたが、駅は有料であり、姉からカードがあれば問題ないからお金いらないよと言われていたのでユーロを一切持たずに入国してしまったのです。アントワープ駅で尿意を抑えつつ、水も我慢せざるを得なかったのでこれは失敗したと思いました。必ず少額でも現金はユーロで持っておいた方がいいです。
海外SIMはケチらずに!
海外SIMはめちゃくちゃ便利で、差し替えれば日本みたいに普通にネットが使えます。私は14日間3GBとかのものを買いましたが、電車の移動時間に暇つぶしでネットを使ったりするとすぐに消費してしまいます。なんなら、初日の姉を待っている時間に暇すぎてネットサーフィンしていて半分近く消費しました。もう少しお金を出して5GBとかにしておいた方が安心かもしれません。
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ビタミンが足りなくなる可能性大!
これは私たちの食事が質素だったからというのもあるかもしれませんが、欧米は小麦を中心とした食事に乳製品、ハム・ベーコンなどの肉類が多く野菜があまり摂れません。パンが大好きな私にとって、安くておいしいパンがたくさん食べられて幸せだったのですが、そればかり食べていたせいか、口角炎を発症し、なかなか治らずに途中から食事が楽しめませんでした。マルチビタミンとかのサプリを持っていくと栄養が偏るのを避けられるかもしれません。激ウマのパンオショコラが60円とかで買えるんですよ?そればっかり食べたくなりますよね?
肌が弱い人はかゆみ止め持参を推奨!
食生活の乱れ、睡眠不足、疲労などから、全身のかゆみが出現。私は肌が弱い方で、ストレスがかかると湿疹が出ることがあります。体質の問題なので、肌が弱い人は慣れない環境でかゆみが出現するかもしれませんので、市販の軟膏などを買っておくといいかもしれません。ちなみに私は8日目のオランダの薬局(ドラックストア的な)でようやくかゆみ止めを入手しました。
エクスペディア(宿予約サイト)のオーバーブッキング!
宿を現地調達で前日または当日予約していた私たちでしたが、ドイツに滞在している時にこの事件が起こりました。
宿の予約にはエクスペディアとトリバゴを使用していたのですが、この時はエクスペディアでドイツのある宿を予約。
ようやく宿までたどり着き、受付をしているとなんだか店主の顔が曇りどこかへ電話し始めた。すると予約サイトのシステムエラーで予約が重なってしまい、先客が来てしまったと。ここでさらに困ったのが、ドイツ人はあまり英語が話せないということ。
弟が英語でいろいろと確認しても、向こうはあまり理解できず、さらにはドイツ語または片言の英語で返答してくる。弟もさすがに困っていたが、近くにいた人(外国人)が両方できるからと通訳してくれて、宿のオーナーの知り合いの宿に誘導してくれることになりました。
当初の宿から車で走ること20分程度。結構離れたところでかつ周りに何もないところに連れてこられました。私たちは不安でしたが、その宿に泊まることに。もともと予約していた宿よりもかなりいいところ(値段が高そう)で料金が不安でしたが、店主のご厚意で元々の値段で泊まることが出来ました。差額分は最初に行った宿のオーナーが払ってくれたそうです。(なんていい人たちなんだ)
ドイツ人はしゃべり方が少し怖いのですが、みないい人たちでした。でも英語が話せない人が多いのは意外な気づきで、旅行に行く際には注意した方がよさそうです。
この事件をきっかけにエクスペディアが嫌いになりました。予約するときはトリバゴをお勧めします。
5 お金の管理、かかった費用について
かかった総額ですが、航空券、現地での移動費、宿泊費、通信費、食費すべてで計算します。
総額 20~21万円
- 内訳
- 航空券往復 約120000円(2ヶ月以上前に予約)
- 宿代 約20000円(9泊分)
- 食費 約30000円(弟の分も含む)
- 移動費 約30000円(ユーレイルパス7日分)
- 通信費 約3000円(海外SIM)
9泊11日でこの値段 周った国は6か国 結構安く行けたのではないでしょうか?当時は今よりも円高だったので、今行こうとした場合はもう少しかかるかもしれません。
当時の為替レート:USD(ドル)=100円 EUR(ユーロ)=120円
似た条件で旅行代理店のツアーを検索してみましたが、相場は26万円からで食事も3食しかついていないプランなどでした。(HIS ツアー一例)
航空券
現在は原油価格の高騰や円安の影響もあるため、航空料金が高くなっていると思われますが、かなり早めに予約することで料金を安くできる点は共通のようです。また、日本出発時間が深夜になる便や直行ではなく経由する便などを選ぶことで航空券代を抑えることが出来そうです。(格安の航空券に巡り合えることもあるので何度も見張っておくのも手)
宿代
これは男の二人旅だったからここまで抑えられたといっても過言ではないと思います。私たちは基本1泊2000円程度のドミトリーという格安宿を利用していたからです。ドミトリーとは2段ベッドでほかの人と相部屋が当たり前、食事なしの宿で、節約旅をしている旅人が泊まるような宿です。汚くはないですが、セキュリティなどは微妙で、2段ベッドの下が全く知らない人なんてことがざらにあります。それが嫌な人はもう少し宿代にお金をかけた方がいいかもしれません。
宿の予約はトリバゴ、ブッキングドットコム、エクスペディアで探し、よさそうなところをネット予約して、チェックイン時にクレジットカードで支払いました。
食費
これも結構抑えていた方かなと思います。兄という立場もあり、また、英語を使っていろいろと旅の補助をしてくれたこともあったため、現地での食費は私が出しました。要所要所で美味しいものを食べましたが、基本はケバブやハンバーガー、カリーブルストなどの現地のファストフード、パン屋のパン(激うま)などを食べていたため、比較的安く済んだと思います。現地ではほぼすべてのお店でクレジットカード決済ができました。
海外でも普通に使えるデビットカード ソニー銀行が便利でした。
移動費
前述しましたが、この旅の基本的な移動手段は電車です。ヨーロッパ全域(33か国)で使えるユーレイルパスを事前に購入してから現地に行ったため、かなり安くて長距離を移動することができました。ユーレイルパスは公式サイトから購入することができ、何日間使用するかで料金が変わるものになるため、自分たちの旅程に合った日数のパスを購入すればお得にヨーロッパを周遊することができます。
通信費
現地で通信環境を得ることは極めて重要だとこの旅を通じて学びました。ネットで検索すればいつでもマップを見ることができますし、電車の乗り換え情報などもアプリで調べることができます。フリーWi-Fiがあるところもありますが、ないところの方が多いので過度な期待は禁物です。海外Wi-Fiなどをレンタルするサービスも存在しますが、料金が割高であるため海外SIMを利用することで快適かつ手ごろにネット環境を得ることができます。
海外Wi-Fi参考:イモトのWi-Fi ヨーロッパプラン
6 必要な英語力
空港で捕まるレベルの英語力でもなんとかなったので、大抵の人はなんとかなります。私は英検3級というあまちゃんですが、それでも大丈夫です。中学英語が多少できればあとはゼスチャーとフィーリングで何とかなります。
多用したフレーズ
Can i use this card(クレカ)?
sorry. I cannot speak English well.
Please speak slowly. Thank you.
外国人は基本みんないい人たちです。英語が苦手そうであれば気を使ってくれますし、ある程度フレーズとかでも理解しようとしてくれます。そこまで心配する必要はありません。あと、意外にも英語は読めるということです。日本語の中にも英語が混じっているので、カタカナ英語として認識しているものは読めるし意味も分かります。なので・・・何とかなります!
7 おすすめの国
旅行プランを見ていただいた方は何となく察しが付くかもしれませんが、私的トップ3を紹介します!
- 1位 ルクセンブルク
- 2位 スイス
- 3位 ベルギー
一つずつ軽く解説します。
正直、都市や名所単位であればほかの国も甲乙つけがたいのですが、国単位で評価するとこうなりますね。
ルクセンブルクはとにかく町の美しさ、雰囲気、規模感、自然、歴史すべてがトップクラス。散策時間をもっと増やしてもよかったと思いますし、まだまだ行けていない場所も多いのでリピート候補筆頭です!控えめに言って最高!
スイスは物価が高いことがネックではありますが、ある程度お金に余裕がある人にとっては1位に躍り出る可能性は十分にあります。なんといっても美しい自然という点では圧倒的ナンバー1!山などの自然が好きな人、自然と歴史ある旧市街を両方楽しみたい人におすすめです!
ベルギーは歴史的建造物の多さ、町の美しさ、雰囲気がトップクラス。私的にはダークホースでした。有名なのはフランスとかドイツと思いきや、ベルギーにはアントワープ、ブルージュ、首都ブリュッセル、ルーバンなど魅力的な都市が多数あり、他国へのアクセスもいいことから、ぜひリピートしたい国です。
惜しくもランキング外となってしまった国も決して悪いわけではありませんが、いくつかマイナスポイントを示します。
フランス(パリ)は観光地が多く、その周辺は綺麗になっているのですが、それ以外の部分(街)が汚いです。地下鉄とか全裸のホームレスの人とかいて少し治安にも難があるかもしれません。
オランダは如何せん滞在時間が短いので評価対象になりませんでした。ですが、現状欠点はなく、唯一訪れたマーストリヒトの満足度は高いです。
ドイツは物価もさほど高くないし、観光名所も多いのですが、私たちの旅程的に移動していることが多く、メインの観光はホーエンツォレルン城とポルタ・ニグラでしたので、少し分が悪いかもしれません。あと、上述しましたが、ドイツ人は英語ができません。また、ドイツ語のイントネーションの問題なのかなんか怒っているように聞こえます。ちょっと怖かったりでその辺がマイナスポイントでしょうか。
国全体を巡ったわけではないので、上記はあくまでも私の主観です。それぞれ押しの国を見つけてみてはいかが?
8 海外旅行(欧州)で役に立つ情報
項目4「現地で困った経験」と項目5「かかったお金」のところと被る内容が多いので、そこを読まれた方はすっ飛ばしても構いません。
どうしても伝えたいこと
- ・海外で使えるクレジットカードは絶対に作っておくべし
- ・周遊するならユーレイルパスを購入して日本で受け取っておくべし
- ・海外レンタルWi-Fiは高いので海外SIMを活用すべし
- ・海外で使えるコンセントプラグを必ず持っていくべし
それぞれ軽く解説していきます。
クレカは必ず作ることをおすすめします。上述していますが、欧米はクレカ決済がめちゃくちゃ浸透していますので、自販機とか以外はほぼクレカが使えます。海外で大金を持って歩くのは危ないですし、クレカであれば最悪盗難にあっても利用停止&補償でダメージは最小限にできます。また、銀行連携クレカ(私が使っていたソニー銀行など)であれば現地通貨を下すこともできます。私はスイスで1万円分程度のスイスフランをおろしました。このように使い勝手もいいので海外で使えるクレカは旅のお供に必須です。
ユーレイルパスはヨーロッパ周遊の強い味方です!詳しくは項目5の移動費を見ていただけばと思いますが、一つだけ注意点。ユーレイルパスは日本で購入して、日本受け取りか現地受け取りを選ぶことができます。私は日本受け取りにしたため、自宅に郵送されてきましたが、弟は海外受け取りにして少し手こずっていました。英語でやり取りして海外で受け取るより日本で受け取って忘れずに持って行った方がいいと思います。
海外SIMはAmazonなどで普通に買うことができます。SIMロックを解除しているスマホであれば問題なく使用することができます。説明書通りに設定をすれば、日本にいるとき同様普通にスマホで調べ物ができます。グーグル翻訳なども使えるのでネット環境は用意しておいた方が安心でしょう。海外レンタルWi-Fiはぼったくりレベルで高いのでおすすめしません。
海外はコンセントのプラグが日本と違うので、スマホなどの電子機器を充電する場合は返還プラグを購入して持っていきましょう。そこまで高くないです。また、ヨーロッパは電車に基本装備としてUSBコンセントがあるので、移動中に充電するのもありです。パリ以外では基本座席に座れますし、日本の指定席電車なみにゆとりがある座席で快適です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
かなりのボリュームになってしまった本記事ですが、私の人生観を変えるような壮大な旅の軌跡をこういった形で表現することができて本当にうれしく思います。
これからヨーロッパを旅しようとしている人の手助けになれば幸いです。また、ヨーロッパに行こうと思っていなかった方が、行ってみようかなと思うきっかけにしてもらえたらこれ以上ない幸せですね。
私でもできたのですからあなたにもきっとできます。よい旅をお祈りしています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。