健康

とにかく水を飲め!腎疾患担当薬剤師が飲水をおすすめする理由

今回は水を飲むことの大切さを力説していきます。水は命の源であり、水を飲まずに生きることができる人間は絶対にいません!ですが、水というのは意識して飲まないと不足しがちなものです。水を飲むことの重要性を理解して意識的に水を飲むクセをつけましょう!




水を飲むことの大切さ

いろんなところで言われていることですが、私たち人間の体の約60%は水分でできています。

私たちの体の水分はさまざまな役割を担っており、生命活動を維持するためになくてはならない存在です。

厚生労働省HPより引用

上記は厚生労働省のHPの各論から引用したものです。なにやら小難しいワードが並びますね。

その役割は複雑ですべて列挙はできませんが、代表的なものを簡単に以下に示します。

  • ・細胞内に存在し、細胞内小器官の機能維持に利用
  • ・加水分解などの代謝に利用
  • ・腸内細菌などが生存するために利用
  • ・血液として体内を巡り、各組織に栄養、酸素を供給しつつ老廃物を回収
  • ・老廃物を尿、糞便として体外に排泄
  • ・唾液、涙液、汗、鼻汁など体液の基として利用

ここに挙げたのは役割の一例です。医学的に言えばもっと複雑に関わってきますが、小難しくなりますのでこの程度にします。

細胞の機能を維持するというのはすなわち命を維持するということですね。人間は約60兆個の細胞の集合体ですから、それぞれの細胞が健康に活動できて初めて健全に生きることができます。

当然ですが、細胞は面倒をみないとダメになってしまいます。細胞が生きるためには酸素、栄養素、水分が必要です。この酸素、栄養素を運搬するのも水ですからそりゃ水が大切だということはわかりますよね?

そして、理系の人はいろいろと思うことがあると思いますが、水というのはこの世に存在する物質の中でめちゃくちゃ都合がよく身近に無数にあるにも関わらず、化学的には不思議な物質だということです。(マニアックになるので詳細は割愛しますが)

様々なものが水の影響を受けて性質が変化したり、化学反応を起こしたり、水を加熱したり冷やしたりすることで生活の中にも自然に取り入れていますよね?

物を冷却したり、茹でる、蒸すなどの調理に利用したり、地球にほぼ無限に存在する「水」は私たちが利用しやすいように神が作ったものなんじゃないかとさえ思ってしまいます。

そんな神の創造物である水を我々人間の体ももれなく利用しています。

これだけ身近に手に入るのにこれほど重要だとは・・・もう飲まない理由ないですよね?

補足知識

ここまで水の大切さを述べてきましたが、これだけは言っておかなければいけません。

それは、水を飲むことで生活習慣病の予防効果や重症化予防の科学的根拠はないということです。

医療従事者であり理系大出身のくせに科学的根拠がないことを勧めてんのかよ!ふざけんな!というお叱りを受けそうですが、厚生労働省のHPに書いてあるので仕方がありません。

私の予想ですが、水を全く飲まない人というのが存在しないので、その健康効果を研究する方法がないのではないでしょうか。

薬の開発でもそうですが、飲んだ群と飲んでいない群で比較するのが当たり前ですし、短期間で水を飲むことの効果を検証しようとしても、飲んでいない群が死んでしまうなんてことになったらまずいですのでできないですよね。

また、長期にわたり、水を1日何L飲んだかを量って記録し、摂取量が少ない群と多い群で比べようとしても、食物由来の水分(米飯など)を把握しきれないのでそれもまた厳しいと思います。

以上から、健康効果を科学的に証明できた研究がないと考えます。

ちなみに医学的には尿路結石・腎結石の再発予防、慢性腎臓病(CKD)の重症化予防についてはいくつかの報告があり、実際に現場でも患者に飲水を促すよう指導しています。

脱水というのは腎臓にめちゃくちゃ大ダメージを与えます。腎臓は毛細血管が無数に存在しており、1日に約150Lの血液(水)を濾過しています。濾過すると同時に流れてきた栄養素や酸素を取り込むことで自身の活動を維持しているのです。

脱水になると循環する血流量が低下しますので、腎臓に流れ込む血液量が減ります、すると腎臓の組織は酸欠、栄養不足に陥り機能を維持できなくなるためが腎機能が低下してしまいます。

軽度の脱水であれば病院で水分を点滴することで腎機能は回復する場合が多いですが、重度の場合は水を入れても改善することなく腎不全に陥るケースもあります。

科学的根拠はないけど

科学的に根拠はありませんが、水を飲むことで得られるメリットとして、便秘解消、食べ過ぎ防止、肌の状態がよくなるなどがあげられます。

便秘解消は有名かもしれませんが、腸内の水分量が低下してしまうと当然ですが便が硬くなります。硬くなった便は腸の蠕動運動で押し出しにくくなり、便秘を引き起こす原因になります。

食べ過ぎ防止は何となくイメージできるかもしれませんが、食事前にコップ1-2杯の水を飲むことで胃の容量が満たされてたくさん食べられなくなるので、結果的に食べ過ぎを防止することできます。消化液が薄まると言われることもあるので、消化不良気味の人は様子を見ながら試してみてください。

肌の状態が良くなるというのは肌の水分量が関係しています。当然ですが、皮膚の潤いのもとも水です。体内に十分な量の水があれば皮膚に水分を回す余裕も生まれます。皮脂で水分の蒸発を防ぎつつ、内側から水分を供給できれば肌の潤いを保つことができます。(もちろん水だけじゃなく睡眠とか栄養も超大事ですが)

日本人の水分摂取量はどれくらい?

ここで気になるのが、ほかの人は1日どれくらい水分を摂っているのかということです。

またまた厚生労働省HPを見てみると以下のようなデータがありました。

厚生労働省HPより引用

分かりづらくてすみません。年齢30~76歳の男女242人で半秤量式食事記録法という方法で調査された結果です。

男性は2400g、女性は2100g程度でした。グラム表記なのは食事由来の水分も含まれるからです。

食物由来の水分は約50%、飲み物由来も約50%と報告されているようです。

つまり、男性は約1200ml、女性は約1050mlの飲み物を摂取していたということですね。

この報告で面白かったのが、日本人は欧米諸国の人々よりも食物由来の水分摂取が多かったことです。パンが主食の欧米では食物由来の水分はおよそ20~30%、飲み物由来は70~80%でした。日本人は米が主食であり、それを炊いたご飯を食べることで水分を主食から多く摂取できているということです。

補足ですが、水分摂取量は季節によっても変わるようです。当たり前ですが、汗をたくさんかく夏が最も多いと報告されています。

どうでしょう?皆さんは水をどれくらい飲んでいますか?

世の中的には1日最低1.5L、できれば2Lなんて言われますよね?

ですが、この平均では男女平均して1100ml程度と比較的少ない印象です。

まあ水という表現が曖昧で、コーヒーやお茶、ジュースといった形で自然に摂取しているんだと思いますが、ペットボトル1.5L分の水分を摂っているか?と聞かれたらそこまで飲んでいると自信を持って言えませんよね?

どれくらい飲むのが理想なのか?

水分の摂取量に関しては栄養素などと異なり明確な基準はありません。

ですが、一般的にな人で尿量が約1500ml、便で約100ml、呼吸で約300ml、不感蒸泄(汗など)で約100ー500ml程度ですので、多く見積もって2400mLの水が体外に排泄されています。

食物からの水分が50%と考えると1200mlあればいいのか?1200mlは最低限で、よりよい状態にするにはもう少し上乗せして1500mlー2L程度はやはり欲しいところですかね。

もちろん人によって運動していて汗をかいてる人や力仕事で汗かいている人もいますので、そういう方はさらに多くの水を摂取する必要がありますね。

水を飲めることは幸せ?飲めるうちに飲んでおけ!

ここまで水を飲むことの大切さについて述べてきましたが、皆さんは水を飲むことが好きですか?

私は水の味が嫌いという人に出会ったことがないのですが、水が嫌いな人っているんでしょうか?キンキンに冷やしたお水、美味しくないですか?お風呂上りにぐびっと飲みたいですよね?

ここでは水を飲めることが幸せだということを述べていきます。

私は普段、腎疾患患者と接する機会が多いのですが、腎臓が悪い人というのは尿を出すことができないことが多く、全くの無尿の人もいます。

尿が出ないということは体から水分を出すことができないことを意味します。

体にとって重要な水ですが、老廃物で汚れた水は体外に出し、新たにきれいな水を供給する必要がありますよね。

腎臓が悪くなるとそれができなくなります。

腎臓が悪くなる原因はさまざまあり、生活習慣病がベースとなる腎臓病、遺伝的素因が原因となる腎臓病、突発的な偶然によって発症する腎臓病、脱水によって引き起こされる腎臓病、薬剤の内服によって引き起こされる腎臓病。

この中で最も多いのが生活習慣病がベースとなる腎臓病です。特に糖尿病を基礎疾患とした糖尿病性腎症の患者数は年々増加傾向にあり、糖尿病が原因で腎臓が悪くなる人が後を絶たちません。

腎臓が悪くなりすぎると【透析】という治療が必要となります。

透析とは血液を体外に一度取り出し、ダイアライザーという巨大な濾過器の中を通すことで老廃物を除去したり、電解質(カリウム、ナトリウム、カルシウム、リン、重炭酸など)をコントロールして返血する治療です。この時に溜まった水分も除去します。(除水)

透析の話をし始めると長くなるので、この程度にしておきますが、透析をすると尿量というのはどんどん減っていきやがて無尿に至ります。

透析というのは多くの場合週3回(月・水・金など)クリニックで行います。1日おき1日おき2日おきみたいな感じです。

透析以外で水分を体外に排出する方法がほぼないので、必然的に透析で水を抜く必要があります。ほぼといったのは、人間には不感蒸泄といって汗や目に見えない水蒸気の形で皮膚から水分を排泄してるのですが、その量は尿量などと比べると割合は少ないです。

また、1回の透析で抜ける水分量には限りがあります。体から一度に大量に水分が抜けるといわゆる脱水の状態になりますよね。透析の時は脱水にならないぎりぎりまで水分を除去し、次回の透析まで水分が貯められる余裕を作ります。

水分が体に溜まると何がそんなにまずいんだい!と気になりますよね。

水分が体内に溜まりすぎると「溢水」(いっすい)と呼ばれる病態になります。水が溢れると言葉通りであり、行き場を失った水が細胞内に流れ込んだり、肺や腹腔などに溜まってきます。肺に溜まるのが一番まずくて、肺が水で埋め尽くされてしまうと呼吸がうまくできなくなります(肺水腫)。いわば溺れたような状態です。呼吸が出来なければ当然死んでしまいますので、この状態はなんとしても避けなければなりません。

先にも述べましたが、食物由来の水分が結構ありましたよね?これは生きていくためにカロリーを摂取しようとご飯を食べると水が体内に入ってくることを意味します。

透析患者は普通にご飯を食べて水をがぶがぶ飲んだら死んでしまうリスクと常に隣り合わせです。そのため、厳しい水分制限を課されており、飲んでいい水は1日800mlまでとか先生から指示されます。800mlというと一般的なカップ(200ml)4杯分です。結構少なくないですか?

普段仕事をしていると溢水で呼吸困難となり緊急入院してくる人がちょいちょいいます。水分制限が守れないとこのように緊急入院することも必要になってきます。

でも、今まで好きなだけ飲めていた水を制限しろという方が無理な話ですよね?

皆さんにはこういう状態の人もいるんだということを知っていただき、水を好きなだけ飲むことができることのありがたみをわかってもらいたいです。




水を意識して飲む方法

ではそのようにして水を飲めばいいのでしょうか?

普段水を計量カップで量って飲んでいる人なんで極まれだと思います。

私の知人には、1日に2Lの水か麦茶を飲み干すことを習慣にしている人がいます。このやり方であれば目に見える形で水をどれだけ摂取したかがわかりますよね。

少しコストは掛かりますが、まとめ買いしておけば1本100円以内くらいで買えるのではないでしょうか。Amazonなどで定期購入しておけば運ぶ手間も省けてよいかもしれません。

次に私が実践している方法をご紹介します。

それはずばり、ポット型浄水器を使用することです。

ポット型浄水器とは、その名の通り、給水ポットに浄水カートリッジを付けて浄化された水を飲むことができるものです。

メーカーどこでもいいと思いますが、【ブリタ】などが有名でしょう。

我が家もブリタの浄水器を愛用しており、日々水をたくさん飲むことを習慣化しています。

実際に私が使っているもの(真ん中の白いのがカートリッジです)

浄水器には様々な規格があり、冷蔵庫の内ポケットに入るスリムなものから、ファミリーユーズできる大容量のものまであります。

ポットの容量が決まっているので、その容量を目標飲水量に設定して飲み切れれば必要な水分量を確保することができますよね。

浄水ポットの最大のメリットはなんといってもランニングコストが格安であることです!

ペットボトルの水は安くても2Lで70~80円程度すると思いますが、浄水ポットでは2Lの浄水が11.3円程度で作れます。本体代は最初だけ掛かりますが、そのあとは定期的にカートリッジを交換するだけですので経済的です。つまり飲めば飲むほどお得になっていくというわけです。ペットボトルのごみ処理の手間も省けてとても重宝しています。

我が家では結婚前にそれぞれ使っていたブリタの浄水器を持ち寄って2台体制で浄水を製造しています。1日で飲み切ることを目標に前日寝る前に水を補給し、次の日の寝る前までに空にします。こうすることで水を飲むことを習慣化して無意識でも水を摂取できるようにしています。

カートリッジ交換

カートリッジはAmazonや楽天で購入しています。(ブリタ カートリッジ)などで検索すると【日本正規品】【並行輸入品】というものが出てきます。正規品の方が少し値段が高いですが内容はほぼ変わらないと思われます。ちなみに我が家は並行輸入品です。並行輸入品は簡易包装でビニール袋に4個のカートリッジが入った状態で送られてきます。今まで使っていてなんの不具合も味の変化などもないため、こちらで十分だと思います。

私が買っているカートリッジはこちら↓

https://amzn.to/40OwWy0

公式サイトでは150Lで交換と書いてありますが、正直どれくらい使ったかわからないですし、本体に交換を知らせる目安がついているもタイプのもあるのですが、それを超えて使っても今のところ何も問題はありません。(笑)

何となく年に2回くらい替えています。1個850円程度ですので、年2回の交換なら1700円です。これで300L以上の浄水が飲めます。

そもそもですが、日本の水道水の水質は世界一とも言われており、浄化などしなくても十分に美味しいです。浄水器使ってるくせにこんなこというのもあれですが、私が使っている理由はあくまでも習慣化のためです。心なしか浄化した方が美味しいような気がしますが気のせいかもしれません。(笑)

また、公式サイトでは浄水後の水は腐りやすいからその日のうちに飲み切れとか冷蔵庫で保管とか書いてありますが、うちは冷蔵庫を圧迫しますし、飲みたいときに飲みやすいようにリビングに置いています。常温でも問題なさそうです(個人的見解)。

飲んではいけない水分

さて、ここまで水の重要性からその摂取法まで解説してきましたが、だからと言って液体なら何を飲んでもいいというわけではありません。

当たり前ですが飲むことで身体に害を及ぼす水分も存在します。それを以下に示します。

  • ・多量のエナジードリンク(エナドリ)、栄養ドリンク
  • ・いわゆる清涼飲料水(ジュース類)全般
  • ・酒

納得のラインナップといったところでしょうか。解説するまでもないかもしれませんが興味のあるからは見ていってください。薬剤師らしく科学的なメカニズムに沿って解説します。

エナドリ

エナドリや栄養ドリンク類はカフェインを多く含みます。カフェイン自体は特別体に悪いものではありませんが、多量に摂取することで身体に悪影響を及ぼします。厚生労働省のデータでは、健康な成人で400mg/日以下(コーヒーをマグカップで約3-4杯)を推奨しています。カフェインは中枢神経刺激作用があり、眠気を覚ます働きが有名ですが、それがいきすぎると頭痛やめまい、興奮、不眠などの症状を呈する場合があります。また、利尿作用があるため、飲むことでむしろ水分を失う飲み物ということです。

エナドリで有名なモンスターは1本142mgのカフェインが含まれています。緑茶や紅茶にもカフェインが含まれていますから、合わせて飲んでいると1日400mgを超えてしまいそうですよね。カフェインの過剰摂取には注意が必要です。

清涼飲料水

次に清涼飲料水全般です。

清涼飲料水せいりょういんりょうすいとは、乳製品類にゅうせいひんるいやアルコール飲料以外いんりょういがいの飲みものを指します。中には、あま味や酸味さんみ果物くだものなどの味やかおりがあるものもあり、わたしたちを楽しませてくれます。わたしたちが買う飲みものの多くが、「清涼飲料水せいりょういんりょうすい」というわけです。

上記は清涼飲料水販売大手のサントリーの公式サイトから引用しました。

私たちを楽しませてくれるという表現が少し引っかかります。大量の砂糖類で依存させているだけでは?(笑)

冗談は置いといて、清涼飲料水には砂糖が大量に含まれています。

有名な飲料の糖質含有量まとめ

どうでしょう?角砂糖1個が約3.3gなので一番少ないアクエリアスでも7個分程度とかなりの量ですよね。500mlの水分を摂取するのに一緒にこれだけの糖質が入ってきてしまうと体にとっては害でしかありません。ご飯茶碗一杯の糖質が35.6gなので、ポカリ1本飲むと大体同じくらいの糖質ですね。

こう考えるとジュース類の糖質えぐくないですか?

ご飯は消化に時間が掛かるため血糖値が上がるまでに多少の時間が掛かりますが、ジュース類は要は砂糖水なので、ものすごい勢いで消化管を通り抜け、消化を必要とすることなく吸収されて血糖値をぶち上げます。

急激な血糖値の上昇は体にかなりの負荷となり、糖尿病の原因になります。

皆さんはペットボトル症候群という病気をご存じでしょうか?

医学的には清涼飲料水ケトーシスと言います。

「清涼飲料水ケトーシス」は、少なくても1カ月以上、10%程度糖分を含む清涼飲料水を毎日、1.5ℓ以上飲んで、急激に血糖値のあがるケトーシス(糖尿病の中でも血液中のケトン体が増えている重たい症状)になることで、症状としては、著しい喉の渇き、体重減少、倦怠感が出たりします。ひどくなると、意識がもうろうとし、昏睡状態に陥ることもあります。

上記は全国清涼飲料連合会公式サイトから引用しました。

清涼飲料水をがぶ飲みすることは糖尿病になるのみならず意識消失などを伴って最悪死に至ります。私の職場にも清涼飲料水ケトーシスで緊急入院する人が年に数例はいます。

搬送されたときは意識がなく全身状態も悪い場合が多いので、救命病棟で集中的に治療を要します。

本当に危険なので、清涼飲料水を飲んで水分補給するのは絶対にやめましょう!!

これは言わずもがなですよね。昔は少量のアルコールは健康にいいなんて言われていた時代がありましたが、現代医学において、アルコールは百害あって一利なしです。

酒で水分を補給するのは論外として、酒は体から水を奪う飲み物です。

二日酔いの時や酒を飲んだ日の夜中に無性に水が飲みたくなりませんか?あれは体が軽度の脱水に陥っているからです。アルコールは利尿作用があるため飲んでいるときは尿意を催します。

また、肝臓で代謝される過程で大量の水を必要とします。エタノールからアセトアルデヒドへ、アセトアルデヒドから酢酸へと酵素によって代謝され、最終的には水と二酸化炭素になります。最後に水できてんじゃん!と思いがちですが、その過程で大量に水を消費するので結果、脱水に陥るのです。

化学反応で大量に水とエネルギーを必要としますので、アルコールの摂取は控えましょう。

まとめ

いかがでしたか?

水は体にとって絶対に必要なものですので、意識して取ることが極めて重要です。

自分が1日にどれほどの水を飲んでいるかに注目してみると意外と飲んでいないことに築くかと思います。

今好きなだけ水を飲めることに感謝しながらたくさん飲みましょう。

飲んではいけない人で腎臓が悪い人をあげましたが、心不全など循環器疾患の方も医師から指示される場合がありますので、持病があり水を飲んでいいのか不安な人は必ず主治医に確認してください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。




ABOUT ME
hiropon
初めまして。ヒロポンです。 私は大学病院で薬剤師をしています。 医療や健康についての情報発信をしたいと思いブログを始めました。 定期的に皆さんの健康に寄与する記事を更新しますので、よろしくお願いします。