薬学部

数学が苦手でも薬剤師になれる?

理系のイメージが強い薬剤師ですが、数学が苦手な人でも目指せます!高校時代に数学Ⅱ・Bで0点をたたき出したほど数学が苦手な私がその理由を解説します。これから薬学部を目指そうと思っている方の背中を押す記事になれば幸いです。




結論

なれます。

私はいまだに三角関数やら微分積分は全くわかりませんが、国家試験にも受かりましたし仕事もできています。

数学自体は非常に重要な学問だということは認識していますが、できないものはできません。

自分の苦手分野は無理に伸ばそうとせずに、得意分野を尖らせた方が受験においても有利だと思います。

私の勉強遍歴

まずは私の勉強遍歴をご覧ください。

今思うと本当に怠惰で自分に甘い学生生活だったと思います。

ですが、こんな私でも留年することなくストレートで国家試験に合格できました。

本当に平凡な学生生活です。以下、時系列でみていきましょう。

小学生

少年サッカーをやっていた普通の小学生。

習い事はスイミング、習字、ピアノ。6年生から軽めの塾に通い始めるもやる気は皆無。

小学生で順位とかも出ないため自分が他の人と比べてどのくらいの学力なのかはわからず。将来のことはなにも考えていませんでした。

中学生

身長が伸びると先輩に騙されてバレーボール部に入部。なお身長は中学3年生まで150㎝程度と背の順では最前列か2番目でした。

中学では1年生から塾に入っていましたが、そこまでコマ数は多くなく、テスト前のみ遅くまで塾の授業を受けされられていました。

それ以外は部活、遊びにフルコミットしている普通の中学生でした。

成績は中の上といったところで、1学年200人程度の中学で50ー60位程度でした。

勉強のやる気はなく、授業中は基本寝ていました。

塾に行くモチベーションも全くなく、この頃はただ親が怖かったのでしぶしぶ塾に行っていました。

中学2年の時に転機が訪れます。

小学校から行かされていた塾を辞めることになりました。理由は、塾の授業参観に母が来たのですが、私が授業中ずっと寝ていたから。

やる気がないならやめていいと言われ、むしろうれしかったのを今でも覚えています。

あまり目立った反抗期はありませんでしたが、私にとっては勉強をしないことが親に対する反抗期だったと今では思います。

姉がそれなりに成績優秀だったこともあり、同じ塾に行っていましたが、やる気がなければ同じような成績を出せるわけもなく、私は塾から解放されました。

塾を辞めてからの成績はというと特に悪くなることもなく、逆に良くなることもありませんでした。ですが、私が最もいい順位をとった時は塾に行っていないときで、親にはゲームという人参をぶら下げられた状態でした。

ゲームが欲しいという気持ちの強さで成績が上がるとは我ながらおかしなやつだなと思います。

中学3年生となり、そろそろ志望校について考える時期が来ました。

私は自宅から最も近い進学校を志望しました。偏差値は52ー55と平凡でなんちゃって進学校といった感じの公立高校でした。

成績的にはこのままいけば受かるだろうと先生には言われていましたが、心配性な母親の影響で家から最も近い塾に7月頃から入塾しました。

以前通っていた塾は地域でも有名でいろんな中学の生徒が集まっており、1クラス30ー40人程度いましたが、3年から通い始めた塾はこじんまりとしており、1クラスは10人程度。

しかもみんな中学の同級生だったので、アットホームな雰囲気で仲良く過ごしていました。

とはいえ、私の授業中寝るクセは抜けることがなく、新しい塾でも基本睡眠学習をしており、人数が少ないのですぐにバレて起こされていました。

前の塾は人数が多すぎて寝ていても起こされませんでしたので、これは少人数のメリットかもしれませんね。

この塾の同級生は半数以上が同じ高校を志望していましたので、みんなで同じ目標に向かっている感じがしてよかったです。

ただ、もし自分だけが落ちぶれたらどうしようという焦りも少なからずありました。

中学統一テストなどもあるため、同級生と比べて成績が下がらない程度には勉強をしていたような気がします。

ちなみに、タイトルにもありますが、私は数学が本当に苦手です。というかほとんどできません。

つまづき始めたのは中学の数学からだったと思います。面積を計算するのとか二次関数とか意味わからなかったですし、証明とか何を証明するのかさえわかりませんでした。

得意科目は国語、社会、理科で、苦手は数学と英語でした。

これだけ見ると文系の方が向いているような気もしますが、理科だけはなぜか勉強しなくてもある程度高得点が取れていたので、根本は理系なのかなと思います。天体は意味不明でしたが(笑)

ちなみに、理科もすべてが得意だったわけではなく、等速直線運動や位置エネルギーなどの物理に分類されるところは露骨に苦手でした。

これは数学的な計算の要素が必要とされるからだと今では考えることができます。

根本的に数学的な考えが嫌いだったのでしょう。

高校

そんなこんなで、なんとか志望校に合格し高校生となりました。

高校ではバドミントン部に入部し、ハードな部活生活を送っていました。

朝練もあったので、授業中はもう爆睡です。

授業中の記憶はなく、気づいたら放課後の部活に行っていました。この頃はバドミントンに夢中だったので、勉強に全く関心がありませんでした。

成績はというと中の下か下の上といったところでしょうか。1学年240人で大体180位くらいでした。

テスト前には部活禁止期間があったのですが、うちの部活は緩かったので、部室でカードゲームをやったり、麻雀やったり、携帯ゲーム機を持ち寄って遊んでいました。

もちろん勉強はしていませんでした。

高校に入学してから、中学3年の時にお世話になった塾の高校コースに少しだけ通っていました。

高校コースは個別指導で、生徒1-2人に先生1人という贅沢な仕様でした。

そんな徹底的に監視された状態にもかかわらず私は寝ていました。

目の前で生徒に寝られる先生の気持ちを考えたら今は本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。

問題を解く時間を与えられて、先生が離席するとその瞬間私は気絶していました。

ひどいときは説明を受けている時でさえウトウトしていました。

この時はさすがに心が痛かったので、母に直談判して半年もせずに塾を辞めました。

そうして、部活と遊びにフルコミットする日々を手にした私は好き放題過ごしていました。

私の高校の普通科は2年生に上がるタイミングで文理を選択するシステムでした。

高校でも化学、生物だけはそこそこの点が取れていたので、私は理系を選択しました。

私の高校はそこまでレベルが高くはありませんでしたので、真ん中にいられたとしても全国偏差値でいうと50ないくらいだと思います。いわゆる日東駒専を目指すことができるかどうかといったところでしょうか。

最上位の人で県内や近隣の県の国公立、早慶程度、上位でMARCHを目指す感じです。

好き勝手過ごして3年になり、部活も引退したので本格的に進学について考えるタイミングが訪れました。私の成績は相変わらず180位くらいで、恐らく全国偏差値にすると45もないくらいだった思います。

私は海洋生物に興味があり、ぼんやりと水族館とかで働きたいな~とか考え始めて、ここで初めて将来どんな方向に進みたいのかを考えるようになりました。

進路相談でそう打ち明けたところ、担任の先生からは東京海洋大学というのがあると提案されました。

そのころの私は、国公立大とか私立大の偏差値とかを知らなかったので、この時期から頑張れば行けるんじゃね?とめちゃくちゃ舐めてました。

実際にオープンキャンパスにも行き、大学の感じをつかみ、少しやる気が出てきたところで、大学の偏差値を調べてみました。

私がぼんやりと志望していたのは海洋資源環境学部というところで、ネット情報では偏差値60ー63程度でした。

ん?これ無理じゃね?

私の高校の最上位層でも地方国公立を本気で狙っているような環境で、低層のましてや1年からの基礎も何も無いような自分が半年程度で追いつけるのか?しかも国立なので必要科目も多く、勉強する範囲が膨大だということもこの時に初めて知りました。

よく考えなくてもわかります。極めて厳しいということは。

そして、絶望した私は再び先生と面談をしました。この面談から私の人生の方向性が大きく変わり始めました。

この面談では、ほかの海洋関連学部がある大学を提案してくれたのですが、その中に北里大学という大学がありました。北里大学はかの有名な北里柴三郎先生が設立した大学で、医学部、薬学部などは非常にレベルが高い大学でした(薬学部は偏差値61ー63程度)。ですが、海洋生命学部だったか?は人気がなかったのか、新設されたばかりだったのか偏差値がとても低く、ネット情報では43程度でした。(現在は54ー57と上がっています)

これなら私でも行けるし、名の知れた大学に行かせたいと思っている母の要望もクリアできると思い、模試などで書いてみました。そしたらまさかのA判定。私の偏差値は43程度でドンピシャでした。

ここで決まりかな~とか考えていたら、先生から、「北里は薬学部が有名ですよね~ そういえば県内にも薬学部がある大学がありますよ?薬剤師なんかどうですか?」と提案がありました。

この言葉に、母はスイッチが入ったのか薬学部に余程魅力を感じたのかかなり食い気味でした。「こんな成績のやつが薬剤師になんてなれるんですか??」とさりげなくディスられたのは置いといて、ここで薬学部という選択肢ができ始めました。

母としては実家から通えて薬剤師になれるなんてすごくいいじゃないかと舞い上がっていたと思います。

ここまで見ていただければわかるように私は勉強とか進路とかについて極めて受動的でした。

母がいろいろとここがいいんじゃないかとか大学について調べて勧めてくれるのも当時は面倒くさいと思っていましたし、自分で進路を考えない愚かな人間でした。

私は言われるがままに薬学部を目指すことにしました。

私の出身大学は地方で、入学偏差値も50切るくらいのところでしたが、それでも当時の成績では手が届かず、公募制推薦という試験を受けることにしました。

公募制は理系科目(化学、生物、物理)と英語、面接が試験内容だったので、私は夏休みから理系科目と英語のみ勉強を始めました。

日々勉強を進めていましたが、そんな時にAO入試というものがあることを知りました。

AO入試とはアドミッションオフィス入試の略で、いわゆる自己推薦型の入学試験です。自己PRがメインとなるため、自分を入学させれば大学にとってメリットですとアピールするわけですね。

受験資格は内申点が3.5以上でぎりぎりこれはクリアしていました。試験内容は小論文と面接のみとかなりお手軽ですが、枠は3人と狭き門でした。

ダメもとで受けて受かったらラッキーくらいに考えて受けようということになり、小論文対策として時事ネタ収集のために少し新聞を読むようにしました。

小論文の課題は忘れてしまいましたが、面接では教授陣と比較的いい雰囲気で会話ができ、妙にリラックスしていたせいか素の自分を出せていたのかなと思います。一緒に受験していたのは10数名だったと記憶しています。

結果はまさかの合格!!

ただ、枠は3人のはずなのに5人ぐらい合格者がいました(笑)

そして高校3年の10月には進路が確定し、私は受験勉強から解放されました。マジで全然勉強してないですよね。自分でもそう思います。

その後は大学で推薦入学者のオリエンテーションを受け、AO入試で入った人は留年率が高いだのストレートで卒業できる人は少ないだのいろいろ言われながらも、大学から出された入学前課題を高校でこなす日々になりました。

周りのみんなは共用試験(当時はセンター試験)、大学受験に向けて必死に勉強しているなか、私は大学からの課題をしていましたので、少し心が痛かったのを覚えています。

ちなみに、センター試験は記念受験的に受けました。舐めてますよね。高校から受けろと言われたので受験し、クソみたいな点数をたたき出しました。

あんまり覚えていませんが、記念受験だったので、謎に5教科7科目受けた気がします。謎に現代文では7割程度取れて舞い上がっていましたが、古典・漢文はノー勉なのでほぼ取れず。

理系科目は多少勉強していたので7割程度で数学は20ー30点くらいだったと思います。英語は奇跡的に6割くらいだったと思います。

補足ですが、私は進路が決まってからすぐにアルバイトを始め、週に4回程度は出勤して働いていました。ここで社会の厳しさを事前に学べたのはいい思い出です。このアルバイトは大学3年の後期途中くらいまで続けてその後は辞めて勉強に励みました。

こうして舐め腐った高校生活を終えた私は晴れて薬学部に入学しました。

大学生

大学での細かい生活については別記事で薬学部についてまとめていますのでそちらをご覧ください。

ここでは、科目や単位取得についてと大学時代の私の成績について触れておきます。

薬学部には薬学必須科目選択科目というものが存在します。恐らく一般的な大学でもその学部の学位をとるために必要な単位数というのが決まっていると思うのでそれと同じような感じです。

ですが、薬学部は6年制で学ぶことが膨大であり、課せられる必要単位数も多くなっています。より専門的なものから心理学、倫理学など医療者全般に必要な科目まで必須科目でした。

選択科目とはドイツ語とか中国語とかどの学科の人でも共通で興味があれば受ければ?みたいなものが多いです。やる気のない学生は興味よりもどれだけ楽に単位が取れるかという情報を収集してそれだけを重点的に取り、ほかはアルバイトや遊びに時間を使っていました。

そして、この必須科目の中に数学は含まれていませんでした!!

私にとっては非常に重要なことです。

数学は選択科目になっており、数学が得意な人にとっては楽に単位が取れるから人気でしたが、私にとってはこれほど関門になる科目はありませんので、もちろん数学は取らずに、ほかの化学とか生物で単位数を稼ぎました。

必須科目に数学が無いことが確定した私としては薬学部ストレート卒業も夢ではないぞという気持ちになっていました。恐らく、あの大学に私より数学ができない人間はいなかったでしょう。

さらに、薬学というのは、私の得意な化学と生物がベースとなっており、苦手な物理はサブ的な要素でした。(国試の科目に物理薬学ありますが・・・)

そのため、高校時代に落ちこぼれだった私がまさかの成績優秀者となり、謎に周りから称賛され始めたのです。

いつの間にか私は学年で頭のいいキャラとして定着していました。

ここから自己肯定感が増し、成績上位を取り続けるモチベーションが上がったのもよかったのだと思います。みんなありがとう。

私は大学時代に2科目だけ単位を落とし、再履修した経験があるのですが、その科目というのは数学的計算を必要とする物理学推測統計学という科目でした。

露骨ですよね?本当にこういうのは苦手なんだと改めて思いました。

なんとかこの2科目をクリアし、無事卒業要件を満たして国家試験も現役合格することができました。

大変長くなりましたが、こんな感じでのらりくらりと薬剤師になりましたので、やっぱり有名大学の薬学部卒の同僚や先輩には頭が上がりませんし、学生の指導をしていても、いくら先輩薬剤師感だしてもこの学生は自分より数学出来るんだよな~とか考えてしまいますね。

ですが、薬学を教えることに関しては私の方が先輩ではあるので、責任をもって指導しています。




薬学部で必要な数学力

さて、ここまで、私の数学のできなさを語ってきましたが、できないと言っても一般的な算数レベルはさすがに必要です。薬学部で数学の知識が必要だなと思う科目を以下に示します。

  • ・物理薬剤学
  • ・製剤学
  • ・統計学
  • ・各種実験結果の計算と考察
  • ・薬物動態学

考えてみましたがこの程度かなと思います。

そして、この中で最もきつかったのは統計学です。統計学は平均、偏差値、標準偏差などを求める基本的なところから、母集団解析、正規性分布、2群間比較など様々な統計法を学ぶ学問です。

医療では治療効果のあるなしは統計的に有意であるかが絶対的です。

ある2つの治療方法の成績を比較するときに、何をもってどちらの治療が優れているのかを判断するのかというと統計的な指標を算出して比較することになります。

研究をするにも、論文を読むにも統計的知識が必要となります。

ですが、これはゴリゴリに数学です。LogとかLnとか出てきます。

本当にこの辺の知識が皆無だったので、Logの10底とか初めて知りました。

同級生に「お前本当に高校の授業受けてたのかよ!」といじられるほどに初耳で、私は高校時代に如何に数学を学ばなかったのかを実感しました。

なんとか友人に教えてもらいながらLogとかの概念を理解し単位を取得することができました。もう2度とこの試験は受けたくないです。

ほかにも、物理薬剤学についてはほぼ物理です。

私は高校の時に物理を選考していなかったので、そもそも物理初めまして状態でした。そんな中でいきなりエネルギーがどうのこうのとか言われてもちんぷんかんぷんです。

多くの公式が出てきましたが、それらの意味が分からないので覚えることが出来ず、初回は単位を落としました。

再履修では最初から講義を真面目に聞き、猛勉強の末、80点という高得点を取って見事に単位を取りました。この時はうれしかったですね。

次に製剤学ですね。これは軟膏の滑らかさ(硬さ)を計算したり、粉薬の粒子間の空間の体積(空隙率)を求めたりするマニアックな科目です。

現場では一切使わない知識ですが、開発の仕事とかしている薬剤師は役に立っているかもしれません。

この辺は数学と言っても、公式さえ覚えていればほぼ算数です。公式を覚えることの方が大変なので、覚えてしまえば当てはめるだけでしたね。

最後に薬物動態学です。これは、薬が体内でどのように動くのかを計算する学問です。

薬は肝臓で代謝を受けて薬効を失ったり、腎臓から排泄されることで体内から取り除かれますが、同の薬がどの臓器で処理されるかや、それぞれの臓器が機能低下を起こしていた時に薬がどれほど体内に蓄積してしまうのかを推測することが必要です。

半減期やら消失速度といったものを算出し、公式に当てはめて理論値を導き出します。これもたくさんの公式を覚えて、かつ、体内における薬の動きをしっかりとイメージできればクリアすることができます。

こんな感じで、比較的得意な暗記を駆使して公式を意味もわからず丸暗記し、単位取得については突破できました。

さすがに1次関数とか比例とか中学の簡単な数学程度は適宜必要になるので、もし苦手な方は復習しておくことをお勧めします。

単位さえ取れれば、あとは国家試験になりますので、勝利が見えてきますね。

時には諦めも肝心

なんとか単位を取得できたので、あとは国家試験での数学の必要性だけです。

見出しの通り、「時には諦めも肝心」です。

国家試験には計算問題もいくつか出題されますが、難易度がまちまちで、比較的簡単なものとめちゃくちゃ難しいものといった感じです。

計算問題に足切り*はないので、最悪計算はすべて捨てるという選択肢もありかもしれません。

*足切りとはその問題を解けないと一発で不合格になること。

比較的簡単なものについては、点取り問題になるので、しっかり時間を使って確実に取るというのもありですが、時間が足りない人の場合はこれも諦める場合があるかもしれません。

めちゃくちゃ難しい問題はどうせみんな解けないので無視するのがベターだと考えます。

過去問を解いていても、正答率20%以下と表示がある難易度の高い計算問題があります。

国家試験はマーク式なので、最悪5分の1くらいで当たるし、時間を使っても正解にたどり着かない可能性が高いです。

また、国家試験は難易度に関係なく各問題1点なので、簡単な問題をしっかり正解して点数を稼いだ方が合理的です。

薬剤師として必要な計算問題というのもありますが、それは普通に勉強していれば誰でも解けます。数学力皆無の私が断言します。

国家試験問題中、計算問題は5%にも満たないかと思いますので、そこまで計算力に悩むこともないかと思います。最悪全部捨ててもほかでしっかり点数を稼げば十分合格は可能です。

まとめ

いかがだったでしょうか?

私の数学力の低さにあきれてしまった方もいるかもしれません。

こいついつも偉そうに薬とか健康のこと言ってくるけど数学出来ないのかよと思われたかもしれません。(ちなみに0点を取ったのは高校3年の時だったと思います。)

ですが、この記事を読んで数学苦手だから薬剤師を目指すのはやめようと思っている人が考えを改めてもらえたら大変うれしいですし、これほど数学が出来なくても合格できることを伝えられたらいいと思います。

この経験を発信していくことがブログをやっている意味になりますので、私の過去の怠惰や過ちも包み隠さず書かせていただきました。

最後まで読んでいただきありがとうございます。




ABOUT ME
hiropon
初めまして。ヒロポンです。 私は大学病院で薬剤師をしています。 医療や健康についての情報発信をしたいと思いブログを始めました。 定期的に皆さんの健康に寄与する記事を更新しますので、よろしくお願いします。