今回はこれまでの記事と少し違ったテイストの記事になります。自炊ガチ勢と書きましたが、私は実家にいるときから現在に至るまで数多くの料理を作っていきました。もちろん多くの友人や同僚にも振舞ってきており、反応が良かったこと、自分で作って食べても「これ店のよりうまくね?」となることが昔からあったので私の自炊スキルはそれなりだと自負した上で自炊ガチ勢を名乗っています。今回はそんな私がラーメンを食べたい欲求が出てきたときに家で作る簡単かつ激うまなラーメンのレシピを紹介していきます。これを食べれば月々のラーメン代が少し浮くかもしれません。
基本となる材料
今回ご紹介するラーメンは醤油、味噌、塩の3種類になりますが、いずれのラーメンでも共通で使用する食材(調味料)があるのでまとめてご紹介します。(タイトルに家系とありますが、自宅(家)で作るラーメンという意味です)
- ・鶏がらスープの素(顆粒、半練りタイプどちらでも可)
- ・ラード
- ・塩
- ・冷凍カットネギ
- ・生麺
- ・醤油
- ・チャーシュー(あれば)
- ・ニンニク(お好みで)
まず鶏がらスープの素ですが、これは自炊民には必須の調味料となりますので、自宅に無い方は今すぐに買いに行ってください!
どんな料理にも使えますし、あって困るものではありません。
創味シャンタンを常備してくと自炊が捗るのでおすすめです!
これもおすすめ↓(スーパーに売ってます)
ラードはマヨネーズみたいな入れ物に入って売っています。
ラーメンに入れることで豚のコクのある脂のうまみを追加することができ、より本格的なラーメンになります。
ほかの使い道としては、チャーハンに使ったり、野菜炒めの炒め油にしたりすると余らせることなく使いきれると思います!
醤油は醤油ラーメンだけでなく塩、味噌ラーメンにも香りづけで少量使用します。
冷凍ネギは業務スーパーに売っている激安の冷凍カットネギを使用しています。
より本格的にしたい場合は、ひと手間ですが、あらかじめネギをラードできつね色になるくらい炒めて「ネギ油」を作っておき、仕上げにかけるとより本格的な味わいが楽しめます。
チャーシューはあればよいですが、これを追加すると製造コストが跳ね上がるのでなくてもいいと思います。
我が家は鶏むね肉を低温調理した鶏チャーシューを乗せることが多いです。
ネットで調べればレシピが出てくるので調べて作ってみてください。
ちなみに我が家は低温調理機を使ってずるしてます(笑)
あっさりとした味わいでどのラーメンにもいい感じになじむのでおすすめです!
生麺はスーパーに売っている4玉200円くらいのやつで十分です。
我が家ではよくこれを買っています。1袋200円弱で4玉入っているので安いです。
札幌生ラーメンっていうやつも同じくらいの値段で売っているのでそれでもいいと思います。(それは細縮れ麺ですね)
これくらいの材料でそこそこ本格的なラーメンができるのでコスパはかなりいいと思います。
製造コストの目標は1食90~130円以下です。ガス代は一律10円とします。
それぞれの食材の使用量と価格(推定値)を乗せてありますので参考にしてみてください!
調味料費はかなり適当に算出しているので実際はもっと安いかもしれません(笑)
醤油
醤油は一番オーソドックスで、合わせる調味料によって様々なアレンジを加えることができます。
その時にある食材を適宜使うことで、気分に合わせて醬油ベースの別のラーメンへと変化させることができますので、ぜひ最初に作ってみてください!
まず以下の材料を用意してください
- ・鶏がら顆粒 2g(はかりが無ければスプーン山盛り1杯くらい) ス 5円
- ・塩 1g(はかりが無ければ小さめのスプーンすり切り1杯くらい) ス 5円
- ・醤油 大さじ1杯(さじが無ければじょぼじょぼ~くらい) ス 5円
- ・生姜 チューブでもすりおろしでも可(適量) 10円
- ・ラード 3センチくらい ス 10円
- ・冷凍カットネギ(生でも可) お好みで適量 15円
- ・スープ用熱湯 400ml程度
- ・茹でる用熱湯 適量
- ・生麺 1玉(中太麺or細縮れ麺) 50円
- ガス代入れて計95円
①スープ用と茹でる用の熱湯を作っておきます
②どんぶりにスープの材料をすべて入れます(【ス】マークを入れる)
③湯が湧いたら麺を表記通りの時間茹でる
④麺が茹で上がる1分前にどんぶりに熱湯を注ぎスープを作る
⑤スープを味見し、薄いようなら塩or醤油を少し足す
⑥茹で上がった麺をしっかりと湯切りしどんぶりに入れスープと合わせる
⑦ネギ、生姜をお好みでトッピングし、黒胡椒をかけて完成
この写真には贅沢にもチャーシューが乗っています。
このチャーシューは業務スーパーで売っている柔らか煮豚を切ってトッピングしたものです。
これ100g当たり140円くらい(煮汁除く)で自分で作るよりもむしろ安くチャーシューが食べられるというコスパがバグっている商品です。
豚タンルートという豚タンの根本のマイナーな部位を使用しているためこの価格を実現できているのではないかと思います。
脂が多いのが難点ですが、これを使う場合はラードの代わりになるので豚の脂はこのチャーシューから供給できます。
チャーシューの煮汁をかえしとして加えることでチャーシューのうまみをスープに溶け込ませることができます。
チャーシューは30gくらい乗せるので1食42円課金するとチャーシュー麺が食べられます。
ほかにも、鶏ガラスープを半量にして昆布だしやホタテ貝柱だしなどを加えると出汁の効いた和風ラーメンに変身します。
画像の写真のラーメンにはあごだしを加えてあごだし醤油ラーメンにして食べました。(激うまでした)
残ったスープにご飯を入れると背徳的なうまさになります。
我が家ではさらにけち臭く、スープの残りでご飯を炊いて炊き込みご飯にしています。
ご飯を炊くときは醤油や塩を追加した方が塩味が増して美味しいので是非試してみてください!
味噌
味噌とは言ってもベースはほとんど醤油ラーメンと同じです。
トッピングでチーズやニンニク、豆板醤などを加えるとまた違った味わいが楽しめますので、自分のお好みでアレンジをしてみてください!
材料は以下の通りです
- ・鶏がら顆粒 3g(はかりが無ければスプーン山盛り1杯くらい) ス 5円
- ・味噌 15~20g ス 15円
- ・醤油 ティースプーン1杯(少量) ス 2円
- ・ニンニク チューブでもすりおろしでも可(適量) ス 10円
- ・ラード 3センチくらい ス 10円
- ・砂糖 ひとつまみ(なくても可) ス 2円
- ・冷凍カットネギ(生でも可) お好みで適量 15円
- ・スープ用熱湯 400ml程度
- ・茹でる用熱湯 適量
- ・生麺 1玉(中太麺or太麺) 50円
- 計119円
①スープ用と茹でる用の熱湯を作っておきます
②どんぶりにスープの材料をすべて入れます(【ス】マークを入れる)
③湯が湧いたら麺を表記通りの時間茹でる
④麺が茹で上がる1分半前にどんぶりに熱湯を注ぎスープを作る
⑤スープを味見し、薄いようなら味噌を少し足す
⑥茹で上がった麺をしっかりと湯切りしどんぶりに入れスープと合わせる
⑦ネギをお好みでトッピングして完成
材料、調理工程を見ていただければわかるように、作り方は醤油とほとんど同じです。
味噌の場合は細麺よりも中太麺や太麺がよく合いますので味噌用に麺を変えてみるとより一層美味しくなります。
また、野菜炒めや茹でたもやしやキャベツを乗せると野菜も摂れて美味しさもアップして一石二鳥です。
ネギを白髪ねぎにして最後に乗せると様になります。
辛みを加えたり、ラードの代わりにバターを10gほど加えるのもおすすめです!
塩
塩は非常にシンプルですっきりとした味わいを目指して作っています。
こちらも基本のラーメンを作る前に野菜炒めなどを作っておくとよりおいしく食べられます。
塩に関しては、共通の材料に加えて、できれば海鮮系のうまみを加えたいところです。
なんでもいいのですが、魚系の出汁(白だし、本だし、煮干しだし)、昆布だし、ホタテ貝柱出汁などがいいですね。
我が家では海鮮ウェイパーをスープに加えることでエビと貝類のうまみを追加しています。
ウェイパーはスーパーで簡単に手に入り、これを使うことで料理がぐっと簡単になりかつ美味しくなるので非常におすすめです。
ただ、海鮮ウェイパーは単体で使うとやや魚介臭さがあるので、先にお湯を沸かしてスープを溶かし、料理酒や生姜などを少量入れて臭みを飛ばすとよりおいしくなります。(手間は掛かりますが)
材料は以下の通り
- ・鶏がら顆粒 2g(はかりが無ければスプーン山盛り0.5杯くらい) ス 2円
- ・海鮮ウェイパー 小さめのスプーン1杯 ス 10円
- ・塩 二つまみ ス 2円
- ・醤油 ティースプーン0.5杯(少量) ス 2円
- ・料理酒 10㏄程度(適当) ス 10円
- ・ラード 3センチくらい 10円
- ・砂糖 ひとつまみ(なくても可) ス 2円
- ・冷凍カットネギ(生でも可) お好みで適量 15円
- ・スープ用熱湯 400ml程度
- ・茹でる用熱湯 適量
- ・生麺 1玉(中太麺or細縮れ麺) 50円
- 計113円
①スープ用と茹でる用の熱湯を作っておきます
②鍋にスープの材料をすべて入れます(【ス】マークを入れる)
③スープが湧いたら灰汁が出るので取り除き、ネギを投入する。
④スープをどんぶりに移して麺を茹でる用のお湯を入れる(ここでラードを投入)
⑤湯が湧いたら麺を表記通りの時間茹でる
⑥スープが冷めるので、茹で上がり1分前にレンジで温める
⑤スープを味見し、薄いようなら塩を少し足す
⑥茹で上がった麺をしっかりと湯切りしどんぶりに入れスープと合わせる
⑦生姜、鶏チャーシューなどをお好みでトッピングし、ごま油を適量かける
あっさりとした塩ラーメンなので、チャーシューは鶏むね肉で作った鶏チャーシューなんかがさっぱりとしていておすすめです。
こちらもラードをバターに変えると塩バターラーメンになりますし、野菜炒めを加えれば塩タンメンにグレードアップします!
油そば(うどん)番外編
最後に私がギルティな食べ物を欲している時に稀に作る超罪深い油そばをご紹介します。
この料理は一言で言うと「塩味と油の暴力」です。
疲れ果てて料理を作る気力もないけどがっつりしたものが食べたい・・・そんな時にお手軽に作れてパンチが効いたメニューがこの油そばなんです。
超簡単に作れますが、体に多大な負荷がかかるので、習慣的には食べないことをおすすめします。
そして、油そば(うどん)と書いてありますが、ここで使用する麺はずばり「乾麺のうどん」です。
これ、中華麺よりこの料理に適しているのでできればうどんで作ることを強くおすすめします!
材料は以下の通りです。
- ・鶏がらスープ顆粒 5g ス 5円
- ・醤油 大さじ1.5杯 ス 10円
- ・ラード 3センチ ス 10円
- ・ごま油 大さじ1.5杯 ス 10円
- ・にんにくチューブ 2~3センチ(好きなだけ)もちろんすりおろしも可 10円
- ・うどん(乾麺) 1束(100g) 35円
- 計 90円
乾麺はなんでもいいですが、平打ち以外がいいと思います。
おすすめはオーケーストアで売っているこのうどんです。
オリジナル商品ではなさそうですが、ほかのスーパーで見たことがありません。
価格は1kgで350円しないくらいなので、100g当たり35円以下とコスパよろしです。
それなのにこの麺本当に美味しんですよ!
夏はざるうどんにするとコシが強くてもちもちとしていて大変美味ですし、冬はこの油そばや温かいうどんにしても適度な歯ごたえともちもち感がたまりません。
私の油そばはこの麺が命と言っても過言ではないので、近くにオーケーストアがある人はぜひこの麺を使って作ってみてください!
①うどんを茹でる用のお湯を沸かす
②どんぶりに【ス】をすべて入れる
③うどんのゆで汁を10㏄ほどどんぶりに入れる
④うどんが茹で上がったらざるに取りしっかりと湯切りする
⑤熱々のうどんをすぐにどんぶりに入れ箸で素早くかき混ぜる
⑥うどんの表面のでんぷんが出てとろみがつき全体的にまとまったら完成
このメニューのポイントは油の量と熱々のうちに素早く混ぜることです。
油はこんなに入れて大丈夫かな~と思うくらい入れてください。こうすることでよりギルティなうどんに進化します。
また、熱々のうちに麺をタレと絡めることでうどん表面のでんぷんが少し剥がれてタレの油と乳化することで全体的にタレと麺が一体化して完全体となります。
途中濃い味に飽きてきたら酢なんかをすこーし垂らすと味変ができていいですよ!
コストは掛かりますが、業スーのやわらか煮豚を角切りにしてトッピングしてもいいですね~
この値段で意識飛ぶほどのギルティ麺が食べられるのはオーケーストア様のおかげだと思っています。(いつもありがとう)
合法的に飛べますので気になった方はぜひ作ってみてください!!
お店で食べた方がいいラーメン
ここまで王道の醤油、味噌、塩の作り方を解説してきましたが、やはり自分で作るには限界があるものや、コストが掛かりすぎてしまうものがあるため、私なりにこれは自分で作るより食べに行った方がいいな~と思うラーメンを紹介していきます。
ラーメン作りが趣味でお金もそこそこ掛けられるという人はぜひ己のラーメン道を突き進んでください!
①豚骨ラーメン
豚骨ラーメンは自宅で作るのは厳しいです。
まず豚ガラが手に入りにくいですし、豚骨スープを作るには手に入れた豚ガラを砕いて髄液を抽出させる必要があり、一般家庭では難易度が高いです。
加えて、長時間炊き出さないと髄液の抽出ができないので時間、ガス代などがとんでもなく掛かります。
そのため、豚骨ラーメンは自作せずに食べに行くか、市販のスープを購入した方が圧倒的にコスパがいいと思います。
②二郎系ラーメン
私は細身で小食の割にはラーメン二郎が大好きです。(年に1、2回行きますね~)
トッピングでアブラを追加し、トロトロのアブラで野菜を食べるあの瞬間はたまりません。
あの一口目のために長い時間並んだんや~と天を仰ぎます。
とまあ冗談はさておき、二郎は人を選びますが好きな人は本当に好きだと思います。
あのスープはどうやって作られているのか正確にはわかりませんが、恐らく豚系(豚骨、豚肉)をベースとしたスープだと思われます。
チャーシューを作るのにも大量の豚肉を茹でますから、そのゆで汁がスープにもなりますよね?
あの臭さは豚に違いありません。
でもあれを家で作るのは・・・厳しいです。
どうしても食べたくなったら店に行った方が再現ラーメンを頑張って作るより簡単かつ確実です。
YouTubeで家二郎とかありますが私は作ったことがありません。
行ける範囲に店があるなら黙っていきましょう
③鶏白湯(超濃厚タイプ)
鶏白湯とは鶏ガラやスープボーンに香味野菜(タマネギやニンジン)を加えてトロトロになるまでじっくり煮込み、それをブレンダーなどでペースト状にした後、裏ごしして作る粘度高めの濃厚鶏スープです。
これも豚骨と同じ理由で作る手間、材料費などが割に合わないからです。
というより店で食べるのが圧倒的にコスパ良いと思います。
大量生産しているお店に任せた方が時間を節約できます。
また、鶏白湯も最近はスーパーでスープが売られているので、どうしても鶏白湯が食べたいけど店に行くのは怠いという人は市販のスープと生麺で作ってみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は普段のお堅い話とは異なり、節約しつつもラーメンを楽しみたいという人の助けになることを目的として記事を作成しました。
自分で言うのもなんですが、このラーメンが好きすぎでほとんどラーメンは食べに行かないんですよね~
毎回アレンジを加えているので飽きがこないですし、なにより自宅で手軽にラーメン欲を満たせるので時間の節約にもなります。
自炊は圧倒的に節約ができる最強のスキルです。
これからもレシピを紹介していきますので節約をしていきたと思っている方はぜひほかの記事でも読みながらお待ちいただけると嬉しいです!
最後まで読んでいただきありがとうございました。