今回は私が100万円貯めるためにやったことについてお話ししていきます。
100万円は貯金を始めたばかりの人の最初の関門になるかと思います。
いろいろなことに注意して生活しなければなかなか貯めることはできないでしょう。
本記事で紹介する方法を実践することで確実に100万円貯金を実現することができると思いますので、一緒に頑張りましょう!
先取貯金
当たり前ですが、月々の収入よりも支出が少なければ余るお金すなわち貯金に回せるお金ができますよね。
ですが、何も考えずお金を使いたいだけ使って、残った分を貯金しようとするのはあまりにも非効率的です。というか残りません!
まず前提として、お金貯めたいよ~って考えてる時点でお金がない状況だと思いますが、なんでお金がないかと言ったら支出が多いからですよね?
それは、自分で使う分をコントロールできていないということです。
であれば、強制的にでも使える分のお金を最初から減らし、減らされた後のお金でどう過ごすかを考えるようにしないといけません。
不屈の名著「バビロンの大富豪」の7つの教えの一つとしても書かれています。
「収入の10分の1を貯蓄せよ。」
月の手取り収入の10分の1を最初に貯金として取り除き、残りの10分の9で生活せよ。
そうするとあることに気づくだろう。10分の9で生活しても特に生活が苦しくないことに。
この本はさまざまなところで紹介されていますし、聞いたことがある人も多いと思いますが、結局これが本質というか最も合理的な答えのだと思います。
考え方の問題ですが、お金が貯まらない人というのは、自分が無自覚にお金を使っていることに気づくことができないのです。無自覚だから当然ですが。だとするならば、仕組化してそれを防ぐほかありません。
そして、これをやり始めると本当に10分の9でも何不自由なく暮らすことができます。
なぜなら、使えるお金が最初から決まっておりその中でやりくりせざるを得ない状況に自分を追い込むことができるからです。追い込むといっても苦しい思いをするわけではありません。
そして、そんな生活を続けているとさらなる変化が訪れます。
あれ?もしかして10分の2を貯金で取り除いても生活できるんじゃね?
これは、決められた金額でやりくりする上で支出の最適化というのが自然にできていることを意味します。
こうして先取り貯金にはまってきたらこっちのもんです。
毎月一定の金額が貯金されるのが確定しているのですから、何か月後・何年後に100万円に達するかの目途が立ちますよね?
そうするとそれが目標となり、さらにお金に対して真剣に向き合うようになる正のスパイラルに入ります。
こうなると以下にお話ししていくことを考える余裕も出てくるかと思いますので、先取貯金はすべての資産形成の基礎中の基礎と言えます。
固定支出の見直し
先取り貯蓄でお金について考えるようになると今度は自分の支出のうち多くのウエイトを占めているものを削ろうと動き始めます。それが固定支出です。
固定支出とは、毎月一定して掛かってくる支出のことで、代表的なものとして家賃、電気・ガス・水道などのインフラ系、通信費、保険料などがあげられます。
これらは、支出のうちに占める割合が大きく、また減らせた場合にそれが継続していくため時間がたってくるとバカになりません。
家賃8万円のところから5万円のところに引っ越した場合、毎月3万円何もしなくても生まれることになりますよね。それが数カ月、数年と経つとこの3万円が数十万になります。大きいですよね。
インフラ系もです。生きるために必要なものなので払わないわけにはいきません。自給自足している人がいたらそれはすみません。
払わなければ生きていけないようなお金であっても、できることなら安くしたいですよね?
インフラ系は主に電気・ガス料金の見直しを行うことで安くすることができます。
電気・ガスは自由化によって様々な会社が販売することができるようになりました。
それにより、各社による価格競争が起き、以前よりも安く契約することができるようになりました。(今はウクライナ情勢などの影響で高騰していますが・・・)
電気、ガス会社はネットで検索すれば沢山ヒットしますし、電気とガスを同じ会社で契約することで安くできるサービスもありますから、少し頑張って乗り換えると固定支出を減らすのに大きく貢献してくれるでしょう。
通信費も削れるポイントですね。
キャリア回線(ドコモ、au、ソフトバンク)を使用している人は、格安シムに変更することで大幅に使用量を削減できます。
私はもともとauを使っており、ほとんど外でネットを使わないため最安の1Gプランにしていましたが、それでも月3000円ほど掛かっていました。それを同じauから出ているpovoというサービスに変更したところ、3Gプランで月に990円まで削減することができました。
電話はたまにしか使わないので、使ったときはプラス100円くらい掛かりますけどね。
同じauの回線ですので、遅いということも全くありませんし、日常生活をするうえで困ることが一つもありませんでした。
simカードを替えるだけなので簡単ですし、月のギガ消費が少なくて通常の電話もほとんど使用しない人ならここまで下げることができますよ。
家のネットはどうしてるんだ!って声が聞こえてきそうですが、家でのネットは家賃にネット使い放題が含まれている物件にすることで、ネット会社と契約することなくネットが使えています。
途中で解約したりすると余計にお金が掛かったり、光回線とかだと工事費が掛かったりするので、そのへんの手間も省けて一石二鳥でした。
通信費を月2000円下げるだけでも年間24000円の支出削減ができますから、少し面倒でも格安シムの乗り換えを検討してみてはいかがでしょう?
物欲のコントロール
続いて物欲のコントロールです。
お金というのは本当に便利なもので、いろんなものに交換できるが故についつい交換しすぎてしまいます。
人間の欲望というのは尽きることがないと言われるほど我々は欲深く、常に欲に支配されています。
欲自体はすべてが悪いものではありません。欲はさまざまな行動の動機づけになりますし、それを原動力として頑張れるタイプの人ももちろんいるでしょう。
ですが、無限に湧き出てくる欲を叶えてばかりでは貯まるものも貯まりませんよね?
そして、ただでさえ無限に出てくる欲もタイミングによってさらに暴走するときがあります。
例えば、仕事で疲れてボロボロでおなかもペコペコの状態で目の前に美味しそうな食べ物があったら食べたくなりますよね?
そんな状態でコンビニなんかに行ったらもう我々は抗うことができません。
さらにコンビニの商品陳列は我々に如何にものを買わせるかというのを考えつくして決められていますから言ったら試合終了です。
そもそもコンビニに行かないことが最適解になりますが、スーパーなどでもこの現象は起こります。
別の記事で仕事の後にスーパーで値引き品を漁れって書いている人間が何言ってんだって感じですが(笑)
要するに、腹ペコの状態で食べ物を買いに行ってはいけません!ということです。
私の場合、まとめ買いしたナッツを少し食べて水を飲んでから職場を後にすることで、完全なる空腹状態を解除し、少し気持ち的に冷静な判断ができる状態にしてからスーパーに寄っています。
休みの日の昼食後などに必要なものを書き出してからスーパーに行くのもいいでしょう。
節約戦士の私だって甘いものが大好きなので、仕事の後のスーパーでは値引きされたスイーツの前をうろうろして自分と闘いながら買い物をしています。(まあこれはもはや異常者ですけどね)
あと私がやっていてこれいいなと思っているのは、あるものが欲しい!って思ったときにいったん欲しいものリストに記録します。
そしてしばらく時間を空けます。
そうするとあら不思議、あんまり欲しくなくなっているではありませんか。
しばらく時間を空けることで欲しいという自分の気持ちがふっと沸き上がった衝動的なものなのか、それとも生活に取り入れるイメージなどを具体的にして、要らなくなったときに売れやすいか(リセールバリューを調べる)、捨てやすいかまでちゃんと考えた結果それでも欲しいものなのかを判断する余白が生まれます。
衝動的にAmazonとかでぽちったものっていつの間にか使わずに雑貨入れなどに放り込まれたりしていませんか?ガジェット類とかそんな気がします。
個人的にこのブレイクタイムが重要なんだと思います。
逆によく考えてそれでも欲しくて買ったものはやっぱり愛着が湧きますし大切にしようと思えます。
みなさんも自分の本当に欲しいものを手に入れて大切に使ってみては?
世間が言う普通とは何か考えてみる
職場の人や友達と話しているとこの年になったらこうするのが普通だよねとかいうことがありますよね?
社会人なんだからいい時計を着けたほうがいいとか、ジーンズは1万円は出さないとねみたいとか自分とそう変わらない収入の人が買っていたり身に着けているものがあたかも普通であるかのような錯覚に陥ることがあります。
ですが、本来ものというのは自分が欲しくて、そのものに価値を感じるから買うのであって、誰かが持ってるからとかお勧めされたからという理由で買うものではないはずです。
これは日本人特有のものなのかわかりませんが、これをしていないと一人前じゃないとか、この年齢でそれはないでしょみたいな謎の同調圧力がありますよね?
でも、みんなが言う普通ってなんなんでしょうか?
いわゆる平均なんでしょうか?だとすると、多くの人が貯金できていないこの現状でみんなと同じ平均的な支出をしていたら貯金なんて貯まるわけないですよね?
多くの貯蓄を築くということはいわゆるマイノリティー(少数派)になるということです。
みんなのいう普通に流されて同じように浪費していてはマイノリティーにはなれません。
ただ、ほかの人がお勧めしてくれたもので、本当に良い商品もありますので、自分で徹底的に調べ、熟考してそれでも買う価値があるのならばそれは買った方がいいでしょう。
安易に、その年齢でそれを持ってないのは普通じゃないよとか言われたから欲しくもないのに買うということはしないように気を付けてください。
世の中で言われている普通の中には、業界のマーケティング戦略として作られたであろうものも数多く存在します。
本当はまだ使えるのに、数カ月ごとに取り換えとかいって新しく買わせるなんてこともあるでしょう。企業としては買ってもらえば儲かりますからね。
最終的に僕異常者なんで!(笑)と開き直るくらいのメンタルでいるのがおすすめです。
まとめ
いかかだったでしょうか?
少し厳しいことも言っているかもしれませんが、ほとんど貯金がたまらない人にとって貯金100万円は修羅の道です。
相応の覚悟が必要です。
ですが、達成できればとてつもない達成感と自己肯定感、そしてなにより節約ノウハウが手に入るでしょう!
一緒に頑張りましょう!