こんにちは
今回は実際に仮想通貨投資で80万円ほど損失を出した私が、実体験を交えつつ仮想通貨投資をしない方が良い理由を解説していきます。この記事を読むことで、仮想通貨投資がどういったものなのか、どのようなリスクがあるのか大まかに理解することができます。
目次
- ・仮想通貨とは
- ・ビットコインバブルについて
- ・私の失敗談
- ・今後の立ち回り
- ・まとめ
仮想通貨とは
どうでしょう?
小難しい用語がたくさん出てきていますよね?
これを見てすぐに理解できる人はIQ120くらいありそうですね(笑)
要するに実態はないものの、通貨としてデータ上存在しており、銀行を介さずにお金として使うことができるものということです。
これを持っているからと言って投資信託のように手数料が発生したりすることもなければ配当金が生まれることもありません。ドルや円のようにその時々で価値が変動するので、出始めは投資目的に注目を集めました。
当時は、ネット上で簡単かつ低コストで送金が出来たり、そのうちスーパーなどの買い物でも通常利用できるようになるなどその利便性が向上することが期待されていました。
皆が使うようになれば、それを欲する人が増えて需要が増しますから、それに応じて価値が上がり値上がり益が狙えると多くの方が投資を始めて話題になりました。
代表的なものは皆さんご存じのビットコインですね。次いでイーサリアムでしょうか。
日本で作られたモナコインというのも当時は話題となり、現在1モナは60円ほどですが、高いときは1モナ2000円近くの値段で取引されていました。
ビットコインバブル
ビットコインバブルとは2017年12月ごろから2018年1月あたりにかけて起こったビットコインの値段の高騰のことです。
ちょうど私が社会人1年目の冬でそこそこ貯金が貯まってきてボーナスももらった頃のことです。
2カ月の間にビットコインの価格が70万円台から最高値の250万円まで急上昇しました。
この頃は、ネットでも仮想通貨についての不確かな情報が蔓延っており、とんでもなく市場が過熱していました。寝て起きたらお金が増えているみたいな書き込みが多数散見されており、それにあこがれて仮想通貨投資に参入した人たちがビットコインを購入することで価格がぐんぐん上昇していきました。
ビットコインバブルが起こった理由についてはさまざまなことが考えらえていますが、正直クリティカルな要因はないと思ってます。ただ、儲かるかもしれないと飛びついた人たちが多く集まった結果価格が高騰したが、早めに仕込んでいた人が利益を確定して大量に売り払ったから価格が下がったと思われます。
最高値を記録してから1カ月もたたずに40%も暴落しましたので、高値でつかんでしまった人たちはとんでもなく大損したことでしょう。恐ろしいですね。
私の失敗談
私が仮想通貨投資を始めたのは2017年の12月でした。
初めて買った通貨はモナコインでした。
そのころ私は弟と同居しており、弟から友人が仮想通貨で設けているという話を聞き、仮想通貨取引所である「zaif」で口座を開設し、仮想通貨の買い付けを始めました。弟はまだ大学生でしたので、私に少しのお金を渡すことで一緒に投資を始めました。(ほとんどは私の資金ですが)
私が初めてモナコインを買ったとき、すでに価格は1モナ1000円程度と今思えばかなり高い水準でした。ですが、そのころの投資ド素人の私は、その値段が高いか安いか判断できず、まずは3モナとか少額で買い始めることにしました。
同時に、仮想通貨投資の書籍を購入し、仮想通貨がどんなものなのか本当に浅く学び、少しずつ買い増しをしていきました。
日々価格が上昇していくモナコイン。ドキドキとワクワクが止まらない毎日。本当に寝て起きたら価格が上がっていく。そんな日々でした。
ビットコインはメジャーなコインでしたが、草コインと呼ばれるマイナーなコインたちも釣られるように上昇しており、その時注目されていたネムコインというコインも追加で購入しました。
当時のネムは1ネム20円台とモナと比べるとリーズナブルなこともあり、私はどんどん買い増しをしていきました。
ネムはモナよりも上がり幅が広く、ぐんぐん値段が上昇しました。
私は上がったら買う。を繰り返し含み益もどんどん増えていきました。
ネムの最高値は1ネム約240円。私は最初20円台で買い始めましたからざっと12倍くらい上昇していました。含み益は20万円程度ありましたので、利益を確定し一度は20万円のプラスとなりました。ここでやめておけばよかったのに・・・
この時の私は、何をとち狂ったか、種銭に利益を乗せた額(約90万円)でさらにネムを買いなおしました。今思えば意味不明ですよね?
利益分だけ買い増して元金は取り置けばダメージはほぼなかったものを、すべてをぶっこんでしまったのです。この時1ネム200ー220円くらいで買いました。
その後、ビットコインバブルに合わせるようにネムも大暴落し、2018年1月には9円とかになりました。やばくないですか?220円→9円て約20分の1です。
私の90万円は数日の間に10数万円まで減少しました。
当時の私は、仮想通貨のことで頭がいっぱいで、仕事が手につかないほどでした。ちゃんと仕事しろよって話なんですけど、余裕でボーナス以上の額が吹っ飛ぶって精神的ダメージは半端ないです。冬のボーナスは初めて満額貰えたものだったのに、仮想通貨で溶かしてしまった。
とんでもない虚無感と、罪悪感。なんでこんなことをしてしまったんだろうと自分の行動を大いに後悔し、投資からは距離を置こうと思いました。
今後の立ち回り
長々とお恥ずかしい失敗談を書いてきました。
今思えばあれは投資ではなく投機だったのだと気づくことができました。
投機とは安く買って高く売ること。それにより利益を狙うことです。
投資とは本質的に異なります。
投資とは、企業にお金を融資することで企業の経営を応援し、利益が出た時にお礼として融資した額に応じて配当金などをもらうことなどがあげられます。株式会社であれば、株の価値が上がることでその値上がり益を狙うことも期待できます。株価が上がるというのは、その企業の価値が上がることを意味しますから、企業を応援して株価が上がればその差益を得ることができます。
いい企業の株というのは欲しい人が多く、一定の需要があるため、紙切れになることは極まれですが、仮想通貨のように、存在自体が不確実でよくわからないものに多額のお金を投じるのはギャンブル性が高く、堅実な投資ではなく投機といっても差し支えないでしょう。
ですが、仮想通貨を形作っているブロックチェーン技術自体は非常に画期的であり、今後世界のあり方を変えるような可能性を秘めていることも事実です。
この技術が世界中で広く使われるようになれば、仮想通貨の信頼も増し、価格が上昇することも考えられます。
この時の価格上昇による利益を摂り逃したくないと思うのであれば、資産のうち数%程度のお金を仮想通貨に換えておくという戦略がいいのかなと思います。
資産のうち多くの資金は再現性の高い長期インデックス投資などに回し、本当に消し飛んでもいいくらいのお金を一部仮想通貨(ビットコインやイーサリアムなど)に変えて、万が一暴騰したときに少し美味しい思いをすることができるという状態が安全かつ堅実な投資かと思います。
私のネムの価格が元の水準に戻るとは到底思えませんが、まだ損切りせずにそのまま持っています。特に今更売却する理由もないので、万が一上がったらいいなくらいの気持ちです。
私のポートフォリオのうちほんの数%ですので最悪なくなっても困りません。
こう思っておけば仮想通貨の価格変動にも動じることなく目標の値段になったら売ることだけを考えて安心して待つことができるでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は私の苦い失敗体験を交えて仮想通貨についてお話ししてきました。
最終的には少額ならビットコインまたはイーサリアムに投資しておくのはありかなと考えております。(まだ懲りてないのかよ)
僕みたいに大金つっぱするのは絶対にNGです!無理のない範囲で買ってみましょう!